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iOSDC 2025に参加してきました!

会場のパネルの前で、4人でiosDCのボードを持ったりポーズを取ったりしている
iOSDC Japan 2025 会場パネル前での集合写真

初めまして、新卒iOSエンジニアのmasaharuです。2025年9月19日(金)から21日(日)までの3日間、東京有明セントラルタワーホールおよびオンラインで開催された、国内最大のiOSアプリ開発者のためのカンファレンス「iOSDC Japan 2025」に参加しました!開催から4ヶ月ほど経過した今、当時得た知識が現場でどう活きているかも踏まえて振り返ってみたいと思います!

iOSDCの雰囲気

会場に到着すると、まずはビンゴカードが手渡されました。 このビンゴには「スポンサーブースを回ってスタンプを集めると、抽選でオリジナルTシャツやステッカーが当たる」という仕掛けがあり、楽しみながら自然と多くの企業ブースに足を運ぶことができました。

また、会場内ではバドワイザーが飲み放題だったり、歴代のiOSDCロゴを模したお菓子が振る舞われていたりしました。

バドワイザーと日本の人気缶チューハイが並ぶ、お祭りムード漂うドリンク展示コーナーの様子。
会場のフリードリンクコーナー
iOSDC Japan 10周年企画 歴代のロゴにそっくりなお菓子を集めました」と書かれた案内パネルが置かれた展示台。2016年から2025年までの各年度のロゴと、そのデザインに合わせたパッケージのペットボトル飲料やお菓子が年別に並べられている。
10周年記念のお菓子とドリンクの展示

印象に残ったブース紹介

特に興味深かった、ハードウェアとソフトウェアの融合を感じられた2つのブースをご紹介します。

🛴 株式会社Luup

Luupさんのブースでは、「LUUPアンロックチャレンジ」という企画が行われていました。 実際の車両に使われている鍵に対し、スマホ連打ゲームを通じてロック解除信号を送るという体験です。

LUUPの展示ブース。白いボードに電動キックボード等のロック機構の実物と、専用アプリのマップ画面を表示したスマートフォンが設置されている。周囲にはアンケート用のQRコードや、サービス説明が記載されたモニターが配置されている。
LUUPブースでの実機ロック機構とアプリの展示

お話を伺って特に印象的だったのは、ハードウェアとソフトウェアの密接な連携です。LUUPのサービスは、NFC、Bluetooth、位置情報、カメラなど、iPhoneの持つ多様なリソースをフル活用して成り立っています。 特にテストに関しては、都内のさまざまな場所・環境で正常に動作するかを検証するのが非常に大変だそうで、ハードウェアとソフトウェアの両方を扱うサービスならではの苦労と面白さを知ることができました。

🏎️ 本田技研工業株式会社

Hondaブースにて。可愛らしくデザインされた車の模型を用いた、走行シーンや駐車シーンのシミュレーション展示。
Hondaブースでのスマホ操作による車の走行シミュレーション展示
Hondaさんのブースでは、「60秒以内にラジコンを操作して縦列駐車を成功させるゲーム」に挑戦しました。 ただのラジコンではなく、操作にはスマホのジャイロセンサーを使用しており、なんとこのカンファレンスのために開発されたシステムだそうです。

実際にやってみると、想像以上に機体が俊敏に動くため操作が難しかったですが、とても楽しかったです! ゲームという形を通して、「iOSや関連技術を用いて、新しい『移動の喜び』をソフトウェアで実現しようとしている」というHondaさんの強い想いを感じました。

印象に残ったセッション

セッションの中から、特に印象に残ったものをいくつかご紹介します。

iOSDC Japan 2025のメインステージ。10周年ロゴが輝くスクリーンと、熱気に包まれた会場の風景。
10周年ロゴが映し出されたiOSDC Japan 2025のメインホールステージ

1. 「iPhoneのマイナンバーカード」のすべて

fortee.jp

iPhoneがマイナンバーカードに対応したことは大きなニュースになりましたが、このセッションではその裏側が語られました。

この機能を実現するために、Apple側でマイナンバーカード専用のフレームワークが用意されているのは知らず驚きました。 あと国の重要インフラに関わる開発ならではのセキュリティ要件などが聞けて面白かったです!

2. 世界の人気アプリ100個を分析して見えたペイウォール設計の心得

speakerdeck.com

App Storeにおけるサブスクリプション設計を、上位100アプリの徹底分析に基づいて解説されていました。

週額・月額・年額の価格戦略から、Paywall(課金画面)のUI、オンボーディングとの連携まで、ユーザーの意思決定プロセスが詳細に言語化されていました。特に興味深かったのは以下の点です!

「疑似無料トライアル」としての週額プラン

表向きは「1週間プラン」ですが、実態は「低価格でアプリを試す機会」として機能させており、ユーザーの初回離脱を防ぐための重要な役割を担っている点。

比較による意思決定の補助

高額プランと低額プランの差異を明確に提示することで、ユーザーが「どちらが得か」を判断しやすくし、結果として納得して高単価プランを選びやすくなる設計。

このセッションを通じて、「成功しているアプリは“サブスクを売る”のではなく、“価値の理解 → 選択 → 納得”という流れをデザインしている」 のだと感じました。 freeeでのモバイルアプリにおいて、ユーザーにどうやって「freeeを使う価値」を瞬時に伝え、納得して使ってもらうか。そのためのUI/UX、文言、タイミングのすべてに意味を持たせる必要があると再認識しました! 実はfreee会計iOSでも、この「体験」を重視してオンボーディングをアップデートしたばかりです。実際に触って価値を感じてもらう構成にしたことで、以前よりも「使うイメージ」を持ってもらいやすくなりました!

おわりに

初めてのiOSDC オフライン参加でしたが、技術的な知見はもちろん、各社のブース展示や登壇者の熱量から、「iOSエンジニアとしてものづくりをする楽しさ」を再確認できた3日間でした。

今回学んだことを日々の業務に活かし、いつか自分もこの場所でアウトプットできるよう成長していきたいと思います!