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今年もQAエンジニア採用インターンを実施しました

こんにちは、フリー人事労務含めいくつかのプロダクトでQAエンジニアをしているyamaeriです。 freee QA Advent Calendar2025 1日目です。今年のフリーのQAエンジニアインターンシップについてお話しします。インターンの開催も今年で4年目となりました。

インターンシップの目的

IT化がどんどん進んでいく今、品質課題もたくさん出てきています。 学生のみなさんの中にも、「ソフトウェア開発をしたことはあるけど、品質について考えたことはあまりなかったな」という人も多いのではないでしょうか? フリーのQAエンジニアインターンシップでは、主に学生に「QAエンジニアという職種を知ってもらうこと」「フリーという会社について知ってもらうこと」「品質について考えてもらう機会を提供すること」などを目的として、実施しています。

インターンシップのコンテンツ

日程は昨年と同じく5日間でインターンシップを開催しましたが、コンテンツは全体的にブラッシュアップしました。 昨年のインターン終了後アンケートで「座学で受け身になってしまった」「座学で手を動かす時間が少なかった」というフィードバックがありました。 そのため、去年まではQA社員が講師となり、座学で学生に対して講義を行うスタイルをとっていましたが、今年は「学生が自分で調べて、チーム内で発表する」スタイルを取りました。 フリーのQAエンジニアには、受け身ではなく自分から積極的に動く姿勢が求められます。それを体感してもらうのにも、「自分で調べる」「チームで議論する」「発表する」時間を多く取ることにしました。

  1. 座学
    ソフトウェアの品質関連の資格で、JSTQB(Japan Software Testing Qualifications Board)認定テスト技術者資格というものがあります。その試験で扱われる内容をベースに、座学のコンテンツを作成しました。 例えば、ウォータフォール開発、アジャイル開発、テストレベル、テスト手法など、開発の流れからテスト技法まで、QAエンジニアに求められる基礎知識を広く学べるような内容にしました。 その後、フリーの開発プロセスの具体例を学ぶことで、フリーではQAエンジニアが開発チームの中でどのような役割を担っているかを学んでもらいました。 仕様書を作成する段階からQAエンジニアも議論に加わっていくことや、テストをしてバグを見つけるだけでなく、その前の段階で品質を良くしていけるような活動をする(シフトレフト)という点に驚く学生も多くいました。
  2. 自動テスト
    昨年大人気だった自動テストのコンテンツも実施しました。今年は自動テストコンテンツの時間をより長くして、学生の皆さんがじっくりと自動テストを学べるようにしました。 SEQ(Software engineer in Quality)チームのメンバーから自動テストの基礎についての解説を受けた後、学生の皆さんには課題に取り組んでもらいました。 与えられたお題のテストができるような自動テストを書いてもらい、自動テストの難しさや楽しさ、便利さなどについて学んでもらいました。 なんと、与えられた課題を全て時間内に解き終わる学生が初めて出てきました。
  3. ハンズオン
    実際のフリーのプロダクトであるフリー人事労務を使い、ハンズオンを行いました。 指定されたページについて、どのようにテストをしたらいいか、実際に学生の皆さんにテストチャーターを作成してもらい、テストを実行してもらいました。 これはバグなのか、仕様なのか・・・仕様だとしたらそれでいいんだろうか・・・そのような議論で盛り上がっているチームもあったようです。
  4. トーク
    フリーのQAインターンシップを経て、新卒で入社してくれたQAエンジニアから「なぜフリーに入社したか」「QAエンジニアとしてどんなことを学んでいるか」についてトークを聞いたり、シニアのQAエンジニアのこれまでの歩みや品質への考え方を聞いたりしました。 元QAで、現在PM(プロダクトマネージャー)をしているメンバーからも、QAエンジニアの知識がどのようにPMの仕事に活きているのか、QAエンジニアがどのようにチームに関わってくれると嬉しいかなどの話もしてもらいました。
  5. 「AI時代のQAエンジニア」について考えて、発表する(New!!)
    今年のメインコンテンツは「AI時代のQAエンジニア」について考えることにしました。 この数ヶ月のAIの発展は著しく、フリー社内でもAIを活用する動きは広まっています。

    例1:AI駆動開発へ。freee は開発環境をどう進化させているか?- 前編 - freee Developers Hub

    例2:「AIに仕事を奪われる?」新卒エンジニアがfreeeで見つけた答え - freee Developers Hub

    開発チームでもAIを活用して、より良いプロダクトを効率よく作っていこうとしています。その中で、QAエンジニアもより効率的に品質保証をしていくことが求められています。 テストケースの生成にAIを活用する、などの取り組みは始まっていましたが、まだまだAIが活かせる余地はQAプロセスの中にもあるはずです。 今回のインターンシップでは、学生の皆さんにもぜひ品質保証におけるAIの活用方法について考えてほしいと思い、このテーマを扱うことにしました。 まずはAIとはなんなのか学び、社内ではどのようなAIが使われているのかを調べてもらったり、実際にフリー社内で使うことができるAIを使ってみてもらったりしました。

    例として、「どのAI使った?どんなふうに使った?」「画面共有しながらデモしてみる」などと書かれている
    「AIを使ってみよう」というタイトルのスライドのスクリーンショット
    AI時代のQAエンジニアというテーマに取り組むにあたり、開発プロセスってどんなのがあったんだっけ、QAプロセスってどういうのがあったんだっけ、その中で課題がある部分は・・・など、学生の皆さんにとっては、ここまでに学んだ知識を全て活かすこととなります。 学生の皆さんが社員にも積極的に質問をして情報収集をしている姿が見られました。
    「テストチャーター周り(Excelへの記入など)でLLMを活用されている方がいらっしゃれば、活用事例を教えていただきたいです!」「QAエンジニアにとって有益な情報(別案件でのエラー事例、いままで起こった不具合報告、テストのベストプラクティス等)などの情報がまとまっているDBとか場所?はありますか?jiraとか???」と書かれている
    学生がslackで質問をしている様子

  6. フリーのオフィスへ集合
    今年も、インターン最終日にフリーの大崎オフィスに来てもらい、オフィスツアーを行ったり、成果発表会を行ったりしました。

フリーのエントランスを内側から見ている写真。エントランスに置かれている大きなフリーのロゴの裏側にはコードが書かれており、学生たちがそれを見ている。
オフィスツアーの様子

インターンの全てのプログラムが終わった後は懇親会を行いました。 オフィス内の会議室で、社員や学生たちでワイワイしながらお寿司やピザを食べました。 今年はなんと、フリーのQAエンジニアの特製Tシャツを学生の皆さんにプレゼントさせていただきました。 ぜひたくさん着てくださいね。 (ちなみにこのTシャツのロゴも、AIを活用してQA社員が作りました)

学生や社員が、「Act faster, align earlier」と書かれたTシャツを持って写真に写っている様子
QAエンジニア特製のTシャツを持って、みんなで記念撮影

学生からの感想

参加学生20名から、インターン参加後にアンケートに答えてもらいました。 QAエンジニアという職種を知らなかった、という方も多かったですが、皆さんたくさんのことを学んでくれたようです。 アンケートからいくつか抜粋して載せます。

  • shift leftがインターンシップが始まった当初は何の意味があるのか知らなかった。しかし、インターンシップ中盤から、テストケースやPRDのドキュメントを目にすることができたことから、いかに仕様を定める段階から品質について考えることが重要であるかを理解し、その後の開発をスムーズに進める上でも重要であるとわかった。

  • 社員の方同士の会話や、Slack、meetなどのアクションなどから、和気あいあいと楽しそうに働いてみえたことが印象的でした。

  • ハンズオンのワークが多く実際のfreeeのプロダクトに触れながらQAエンジニアの仕事の楽しさと難しさを体験できた

  • 分からないことを聞きやすい環境づくりをたくさんやってくださっていたので、みんなの前で何かを共有することなどが少し苦手意識がありましたが、なんでもポジティブに受け入れてくれて、自分の殻を破って聞いたり主体的に動いたりできた

  • 自動テストのハンズオンがとても面白かったです

  • また、今回の5日間では「このテーマについて自由に思ったことを討論してください」という時間がいくつか用意されていたのですが、最初は難しく感じました。繰り返し挑戦する中で、思ったことや感じたことを共有したりお互いの考えを深掘りすることができるようになりました。

インターンを実施してみて

私自身がQAエンジニアのインターンシップに関わるのは4年目、うち、オーナーとして実行するのは2年目でした。 昨年の学生からのフィードバックや、近年のAI活用の流れを受けて、思い切ってインターンのメインテーマをアップデートし、また、学生に考えてもらう時間や議論してもらう時間を大幅に増やしました。 「AI時代のQAエンジニア」は非常に難しく抽象度の高いテーマだったと思います。しかし学生の皆さんが真剣に取り組み、AI時代のQAエンジニアについて各々の考えを発表してくれました。 発表会にはたくさんの社員が聞きに来てくれており、「アイデアがすごい」「私たちも頑張らないと」などと、学生の発表に感化されていました。

「グサグサ刺さっています、、」「すごいっすね」などのコメントが書かれたslackのスクリーンショット
学生の発表が社員に刺さっている

「聞いていて背筋が伸びに伸びています」というslackのスクリーンショット
学生の発表を聞いて背筋の伸びる社員

「dsにこの話ききに来てもらうか?」というslackのスクリーンショット
発表会にDS(社長)を呼ぼうとする社員

終わりに

QAエンジニアやフリーのことをたくさん知ってもらえるインターンシップとなったと思います。 これからQAエンジニアになる人も、そうでない人も、「品質」というものを意識してもらえるととても嬉しいです。

明日は、freee請求書のQAエンジニアのnori-san が「理想の働き方を実現するための、自分だけの快適なリモート・オフィス環境」について記事を書いてくれます。お楽しみに〜!

よい品質を〜

昨年のインターンの様子

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