builderscon tokyo 2019 に 「キーボードは好きですか?」というタイトルで登壇してきました。

こんにちは foostan です。 普段はSREとして働いています。

先日 builderscon tokyo 2019 が開催され、freeeはランチスポンサーとしてご協力させていただきました。 私は2日目の8/29にランチスポンサー枠で趣味全開のキーボードの話をさせていただきました。

当日の資料はこちらになります。

speakerdeck.com

builderscon tokyo とは

公式から引用させていただくと

buildersconは、「知らなかった、を聞く」をテーマとした技術を愛する全てのギーク達のお祭りです

というイベントで、今年で4回目となります。 トーク内容に関しては特に制約がなく、特定の言語や技術の縛りもないため、様々な分野のトークが聞くことができる技術者にとってとてもワクワクできるイベントになっています。

キーボードに関するセッションもいくつかあって、参加者のキーボードに関する関心はそれなりに高いんだろうなと感じています。

発表内容

詳細はアップロードしたスライドを見ていただくとしてこちらでは概要だけご紹介します。

スライド「今日伝えたいこと:キーボードのどこをこだわるのか、どんなカスタムができるのか」

当日伝えたかったことは「キーボードのどこをこだわるのか、どんなカスタムができるのか」ということでした。

「知らなかった、を聞く」ということでキーボードに関する一般的な話から自作キーボードやキースイッチの沼な話、カスタムキーボードという高級志向な文化、またキーボード好きが集まるコミュニティについてざっくばらんに話をさせていただきました。 50分という枠を頂いたので最近ホットな内容も含めてキーボードに関することをできる限り網羅的に紹介することを意識しました。

キーボードの種類を知る

各種メーカーもしくは個人で自作しているキーボードはいくつかの観点で分類できますがわかりやすいのはサイズです。 ファンクションキー+テンキー付きのフルキーボードはおおよそ100キーで構成されていて、これを基準に〇〇%キーボードと表現します。

  • ファンクションキーは必要か
  • テンキーは必要か
  • 数字列は必要か

でおおよそ自分に合うサイズが決まってきます。 40%未満について筆者はまともに使ったことがないので未知の領域です。 小さければ小さいほど運指も最小限になるので極めればより効率よく打鍵できるようになるのだと思います。 10キーしかない「ステノワード」がいい例ですね。

サイズとは別の観点で特徴的なのが「エルゴノミクス」と呼ばれる、人間工学に基づいて設計されたキーボードです。 日本におけるエルゴノミクスキーボードは自作を含めてTRONに影響されているものが多いです。

キーボードのレイアウトやキー数については市販されているものを選ぶ以外に「自分でつくる」という選択肢があって、自作キーボードというものがメーカーズ文化として広まっています。

キースイッチの高いカスタマイズ性を知る

個人的に熱量が一番高いのがキースイッチです。

  • メンブレン
  • パンタグラフ
  • メカニカル
  • 静電容量無接点方式
  • 光学式

と構造別に分類するとこれぐらいに分かれますが、最もカスタマイズしやすいのがメカニカルです。 メカニカルキーボードといえば市販されているキーボードでも赤軸、茶軸、青軸など複数の種類のキースイッチを選べるものがほとんどです。

それだけでも自分好みのものを十分選ぶことができますが、メカニカルのキースイッチは単体で購入することが可能で比較的容易に手に入るものでも100種類以上存在します。 また「分解しやすい」のも特徴の一つで、バネを換装して自分の好みの重さに変えることができるし、潤滑油を塗ることで打鍵感を向上できるし、複数のキースイッチを組み合わせることもできます。

ここでは詳しく説明はしませんが、気になった方は「キースイッチ カスタマイズ」などで検索してみてください。

キーキャップへのこだわり

キーキャップを変えることでキーボードの使い勝手や見た目を簡単に変えることができます。 またキーキャップは形によって分類することができ

  • Cherry プロファイル
  • SA プロファイル
  • DSA プロファイル
  • MDA プロファイル

など様々です。ここ数ヶ月の間にも新しい形のものが続々と登場しています。

また形以外にも素材で分類できて

  • ABS
  • PBT

などそれぞれ特徴が異なります。

製造しているメーカーによってもそれぞれ特色があり特に、Signature Plastics や GMK のキーキャップは1セット1万~2万円ほどしますが、 魅力的なセットが数多くありキーボード愛好家の財布に打撃を与えています(ここ1年ぐらい新しいものが出すぎていて本当に厳しい、でも買っちゃう)。

様々な入力方法を知る

普段多くの人が使っているキーマップは Qwerty と呼ばれているものですがより効率よくタイピングするためにカスタマイズする人は多いです。 代表的なものだと

  • Qwerty
  • Dvorak
  • Colemak

などです。 また日本語の入力方法に考慮した

  • かな入力
  • 親指シフト

などがあります。 自作キーボードで物理的なキー配列やキー数を自由に変えることができますが、市販のキーボードでもソフトウェアでキーマップを自由に変えることが可能なので、 より効率よく入力する方法を模索することができます。

カスタムキーボードの世界を知る

市販のキーボードやメーカーズ文化として広まった自作キーボードとは別に高級志向なカスタムキーボードというものがあります。 厳密な定義があるわけではないので自作キーボードに近い分野ではあるものの

  • アルミ、真鍮、ポリカーボネートなど素材へのこだわり
  • 打鍵感や打鍵音にこだわった構造
  • 唯一無二なデザイン

のような特徴があります。 おおよそ3万円~8万円などの価格で売られるものの、個数限定の場合が多く人気のものであれば販売開始後2秒で受付が終了したり、10万円以上のプレミアが付くことがよくあります。

コミュニティを知る

オンラインでは

での交流が盛んです。 また、ふたりのキーボード好き VTuber が活躍する「ほぼ週間キーボードニュース」という YouTube チャンネルなどもあります。

オフラインでは自作キーボード専門店の「遊舎工房」や

といったイベントも盛んに行われています。

最後に

Builderscon には初参加でしたが特定のカンファレンスに比べて多ジャンルなためいつもはあまり出会わない魅力的なセッションがたくさんありました。 また登壇者としても参加者との距離感が近くリアクションも感じ取りやすかったため安心して話すことができました。

改めて私のセッションにお越しくださった参加者の皆様、カンファレンスの運営の皆様、本当にありがとうございました。

当日の様子