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アウトプットすることの素晴らしさを感じ続けていたいから、今日3月19日は”アウトプット→思考”記念日。

こんにちは。 freeeでICXという社内コミュニケーションデザインをやっているanikiこと関口です。

freeeには、メンバー全員の意思決定や判断の拠り所となる2つの原則と5つの価値基準があり、私はICXの傍ら、その価値基準が社内でも意識し続けられるように様々な部署の人達と一緒に施策を打ったり、実際の意思決定で使われているかどうか調査したりしています。

「freeeはマジ価値を届けきる集団である」「マジ価値2原則『社会の進化を担う責任感』『ムーブメント型チーム』」「マジ価値指針『理想ドリブン』『アウトプット→思考』『Hack Everything★』『あえて共有』『ジブンゴーストバスター』

これら7つの行動指針は2012年の創業からまもなく全員で議論が開始され、議論→決定→見直し→議論→決定…と幾度となくブラッシュアップされてきており、無くなったものや追加されたもの、マージされたものなどいろいろあるのですが、その中でも創成期の頃から存在し、マイナーアップデートはあったものの基本的な考え方は当初から変わっていない価値基準の ひとつに、 「アウトプット→思考」 というものがあります。

まずアウトプットする。そして考え、改善する
まずアウトプットする。そして考え、改善する

今年からfreeeでは、3月19日を「アウトプット→思考デー」として社内の記念日にすることにしました。なぜなら7年前この日は会計freeeがローンチした日だから。freeeとして最初のアウトプットの日。それから数え切れない思考を繰り返し、人事労務freeeや開業freeeなどのプロダクトも誕生しビジネスが拡大。去年末にはマザーズ上場までさせてもらい、今では本当に「なにかのアイデアやパッションがある人がスモールビジネスを始めて、成長させるためのプラットフォーム」になってきています。だから今日をアウトプット→思考の記念日にしたというわけです。

実際何やるの?

社内で記念日と言っても、ただ設定しただけでは何も感じられないですよね。だから今日は全社的に「1時間〜2時間を自由に使って何かをアウトプットしましょう」ということにしています。事前に「どんな理想に対し、どんなアウトプットを目指すか」をフォームで集めていて、現在グループでの取り組みも含めて70件近くのアイデアが集まっています。それを今日どこかで自由に時間設定してもらってアウトプットして→結果を共有しあってフィードバックしあう一日にしています。夜には参加者全員を招待して巨大なオンライン飲み会(今全員リモートですからね)を設定していて、そこでみんなのアウトプットをみて互いにフィードバックしまくる予定です。

アウトプット→思考で新しい職種ができたりする

せっかくの機会なのでここで少し私の話をさせてください。

例えば私が現在取り組んでいるICXというロール、おそらくこれはfreeeが日本で初めて作ったかもしれない「 社内コミュニケーションを専門に設計する人 」という新しい役割なんですが、これが生まれた背景には、自分で言うのもなんですが私の"アウトプット→思考"があったと思っています。

実は私、元々UXとして2014年にfreeeに仲間入りしました。当時まだ20名足らずでその殆どがエンジニアで構成されていたfreeeにUXとして呼ばれ、まだデザインをやる人間が一人もいない中でUXという概念を浸透させ、開発プロセスにUXを組み込む方法を模索したりしながら、同時にUXを採用してチームにしていくということに取り組みました。(懐かしい)

type.jp

それから3年後の2017年、全員野球でUX採用に取り組みUXメンバーも10名を超えたころ、社内にはセールス、マーケ、バックオフィスのメンバーも増え、freeeは総勢200人を越えようとしていたころ…

私は誰よりもこのfreeeという組織の文化的側面にこだわりを持ち、誰よりもよりよく進化させたいと思っているという"自負"みたいなものがあったので、人数が10倍になり、これからもどんどん大きくなる組織の中で如何にしてこの独特な文化をスケールさせていくか悩んでいました。1ヶ月ばかり考えた挙げ句、UXという所謂"生業"を一旦捨て、自分が持っている「体験設計」というスキルを組織開発に活かせないかと思い、各方面に相談しこのInternal Communication & experience(略してICX)というロールにスイッチしようと考えたのがすべての始まりでした。

アウトプットすることで物事の確実性が劇的に上がる

例えばこの話も、一人でうにうに考え続けていても周りのだれにも伝わらないし、理想も共有できない。まず動いて、思いを共有して、自身の専門領域UXを捨ててでも作りたい世界の話をする。そうすることでフィードバックを受け、自分の中にしかなかったものがより洗練され、周りにとってもリアリティが増す。これを繰り返していって、最終的にfreeeという組織が「よっしゃICXやっちゃいなよ」という判断をしてくれた。こんなことがアウトプット→思考の価値なのかなと、自分では思っています。

大きなことも小さなことも、一歩目は同じ

まぁこの話は私自身の人生を変えた話なので若干重いかもしれませんが、みなさんの中にはそれぞれ自分の取り組んでいる事に対する理想は大なり小なりありますよね。それはすでに言語化できて自分やチームで動けているものもあれば、まだ自分の中にしかないものもある。そんな”アナタの理想”をまず手を動かしアウトプットしてみる。そうすることで自分や周りが気づくことがあって、より明確な形になっていく。そんな価値の出し方をみんなしていけたら、freeeも、あなたの周りにも、もっとすごいことが起きそうですよね。

だから、今日3月19日「アウトプット→思考デー」が始まることに、ワクワクしています。

そんなワクワクできるfreeeですが、エンジニアやUXを採用しています。興味ある人は是非ご連絡ください。

jobs.freee.co.jp