AmazonのComprehendとSageMaker

この記事は freee Developers Advent Calendar の 3日目です
こんにちは、freeeのスモールビジネスAIラボ所属Kenji Usuiです。

Amazonのre:Invent 2017開催されましたね。

reinvent.awsevents.com

機械学習系のトピックとしてComprehendとSageMakerが発表されましたが、どんな内容なのか、何が嬉しいのかなどを書いてみようと思います。
なお、私はAmazonから一銭ももらっていません(笑

Amazon Comprehend

aws.amazon.com

まず1つ目はこちらAmazon Comprehendです。
まさかの自然言語処理系。自然言語処理系のAPIといえばGoogleの Cloud Natural Language APIやIBMのWatsonが有名ですね。こちら与えた文章からエンティティやキーフレーズ抽出、感情分析が可能でさらにトピック検出も可能なようです。

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継続的にAWS側でモデルを進化させてくれるようなので今はできないこともそのうち出来るようになるかもしれないので、自然言語処理するなら適宜注目したほうがよさそうですね。ただし対応している言語は英語とスペイン語のみ。残念ながら日本語は対応していません。日本語は何するにも難しいから仕方ないね。今後に期待です。

お値段はユニット(文字数で決定)とリクエスト数で決まるようです。見た感じではGoogleよりも安くなりそうで、GoogleのNatural Language APIは欲しい情報ごとに金額が加わるのでエンティティや感情分析などをまとめてやる場合はお得になりそうです。

Amazon SageMaker

aws.amazon.com

2つ目はこちらAmazon SageMakerです。個人的にはこちらに非常に注目しています。
これはどんなサービスかというと、機械学習を使ってサービスを作る上で必要な環境を作ってくれるEnd to Endなフルマネージドサービスです。機械学習が広まってきた昨今でも機械学習モデルの構築はデータサイエンティストのような非エンジニアが行うことが多いです。そんなときに非エンジニアが最適なサーバー構成や監視システム、デプロイ環境を構築するのは時間がかかったり難易度が高いものです。しかし、サービスに使う場合はスケーラビリティや適切な監視、セキュリティなどが非常に重要であり、この部分は専門のエンジニアにぶん投げることがありました。ぶん投げられたエンジニアも機械学習を使ったサービスの構築についてベスト・プラクティスが少ない状況なので苦労しているのをよく聞きます。
そこで役に立つのがこのSageMakerです。
SageMakerはJupyter notebook IDEを使った前処理に始まり、スケーラブルな学習、学習させたモデルを呼び出して推論するエンドポイントの構築、A/Bテストも可能です。学習データはもちろん、モデルもS3から読込・保存が可能です。前処理、学習、ホスティングが分離されているため利便性が高くいろんなシチュエーションで便利に使えそうです。

ちなみにお値段ですが、稼働時間と通信料、ストレージサイズで計算されます。前処理、学習、ホスティングでそれぞれ最適な構成を選ぶことで安く仕上げることが可能です。Googleの機械学習API やAzure Machine LearningはAPIを呼んだ回数や処理時間で課金されるので通信量が少なく軽い処理であればSageMakerの方が安くなりそうですね。

感想

機械学習系のサービスは各社バンバン出してますが”コレ”といったものが出ないなかでSageMakerは痒い処に手が届く感じで便利そうです。
要望をあげるならば精度評価ロジックを組み込んでアラート出せる機能があるといいですね。

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次回予告

明日は机上と髪色が賑やかなユーザーセキュリティのteiteiさんです。お楽しみに。

Google Apps Scriptを利用してJIRAのAPIをたたいている話

freee Developers Advent Calendar の 2 日目です!

はじめまして、freee開発チームの岸本(satoshiks)です。
今Qから誕生したテクサポチームでプロダクトのバグや質問の情報整理を行っています。

はじめに

2014年の4月半ばにfreeeに来てからはやくも3年半ほどが経ちました。
入った当時は30名ほどだった社員数が今では10倍以上になり、社内の様々な情報整理の必要性を改めて感じています。
この記事ではその中で自分がやってきたことや、やっていることなどを軽く書いて行こうと思いますので、軽い気持ちでお付き合いいただけたらと思います。

以前のブログにも似た話がありましたが、今回は別の角度から

developers.freee.co.jp


freeeに来る以前にやっていたこと

本題に入る前に今回の記事を書くにあたって、自分がfreeeに来る以前にやってきたことを回想してみると、いろいろな場所でいろいろとやってきたことを思い出しました。過ぎたことはあまり振り返らないのでざっくりですが

「DTPに興味を持ってグラフィックデザイン的なことをしてみたり、DTMに興味を持って着メロの編集をしてみたり、オーストラリアのファームでワインのブドウを収穫していたり、新型の携帯端末の実機検証でバグを出しまくったり…等々。」

それらの仕事の過程で毎回同じ作業をやっていたり、同じ情報を別のファイルに転記したり、そもそもこれはやらなくても良いんじゃないだろうかと疑問に思うことが多くありました。そしてもう少し効率的に仕事を進めたくなり、そのために自動化する仕組みを作る手段を探っている内に、プログラミングに興味を持ってJavaScriptでコードを書くようになっていました。
現在書いているGoogle Apps Scriptは、前職の仕事の中でこれは絶対に自動化することができると思う作業があり、それをどうしても自動化したくて、ちょうど今くらいの時期だったので年末年始に文字通り朝から晩まで(もっというと朝から朝まで)没頭して自動入力ツールを作ったのが始まりでした。


あと全然関係ないですが、泳ぐのが好きで湘南の海で10kmを泳ぐオープンウォータースイミングに出たりしていました。今年はfreeeのトライアスロン部でスイムパートを担当して九十九里で泳いできました。

情報を可視化するためにやっていること

現在所属しているテクサポチームは今年の10月に立ち上げたばかりで、当初マネージャ以外の社員は自分だけでした。現在はメンバーも増えて様々な課題解決に取り組んでいるところです。
新チームでの自分のミッションは、以前のチームでやっていたことを横に広げつつ改善していくこと。
以前のチームでどんなことをやっていたかと言うと、所属しているチーム(開発チーム内に複数のチームがありその中のひとつのチーム)に来るバグや質問チケットの一次解析や回答をしたり、優先度をつけて起票から解決までのフローを最適化していくということをやっていました。
それによって開発チームのエンジニアが業務に集中することができて、全体の生産性が上がる。
最適化する方法のひとつとして自動化があり、自動化するための方法を考えてそれを実現するコードを書いていました。

具体的な例としては

1. 正確な情報を集める

バグや質問を管理するツール(現在はJIRAを使っています)に起票されるチケット内容の精度が起票者によって異なり、開発者側で調査するために必要な情報が欠けていたり間違っていたりして差し戻しのコストが発生していました。

常に新しいメンバーが入ってくる環境では、起票のルールを口頭で伝えてもドキュメントに書いても伝わりきらずに情報不足のチケットが起票されてしまう。
そこで、直接起票するのではなく、専用の登録フォームを作って必要な項目を予め用意しておき、起票時に必要な項目を埋めてもらうという仕組みを作りました。さらに、入力された情報をもとにそれに紐づく情報を裏で動くコードが自動取得することで、起票者が入力する項目数をできる限り減らし、開発者が欲しい情報をできる限り取得してから起票されるようにしました。

また、おそらくGoogleフォームの仕様で、質問の説明欄では改行が出来ず、以前は下のBefore画像のようにすべて一行で表示されていたところを、空白スペースを入れて強引に改行しているように見せるという裏技的な方法も編み出しました。

Before

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After

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(ちなみにfreeeではバグのことをハッピーと呼んでいます)

それでも直接起票や情報不足のチケットがゼロになることはない現実と向き合いながら、引き続き次の改善を進めています。

フォームからJIRAへ起票する際には、Goolge Apps ScriptのURL Fetch Serviceを利用してJIRAのAPIをたたいています。
起票フォーム自体は上の例のようにGoogleフォームを利用して作成したり、Goolge Apps ScriptのHTML ServiceでHTMLファイルを真っ白なところから作り込んでいったりしています。

2. 集めた情報を整理する

日々起票されるチケットがどれだけあって、そこにはどんな傾向があって、どうなることが理想なのか、そして理想に近づけるために何ができるか。それを知るために可視化されたデータを見たい。

チケットの数と傾向は起票されたデータから見ることはできますが、見やすくするための工夫は必要です。
探した限りだとJIRAの標準機能では実現する方法を見つけることができず、ないなら作ってしまおうということで、JIRAのAPIをたたいて起票時とは逆に必要な情報を取得することにしました。

データを取得してそれを集計してグラフで可視化したいので、JIRAから取得したデータを一度Googleスプレッドシートに書き出して、それをもとにピボットテーブルを必要なだけ作って集計し、その集計結果からグラフを作成して可視化するということをやっています。
そしてスプレッドシートのスクリプトエディタにあるトリガーの機能を利用して、定期的にJIRAのAPIをたたく仕組みを作って集計自体を自動化しています。

APIをたたいてわりと手の込んだことをやっているため、これももっとシンプルに実現する方法を考えています。

おわりに

今回は「Google Apps Scriptを利用してJIRAのAPIをたたいている話」と題して、自分がこれまでやってきたことや、今やっていることの一部をかいつまんで書いてみました。今の仕組みの中でやらなければいけないこともまだ多くありますが、やりたいことを確実に実現してくことも必要で、そのためには一緒に実現していく仲間が必要です。
freeeではエンジニアの採用活動を積極的に行っておりますので、ご興味がありましたら是非ご応募下さい!

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明日の3日目はfreeeAIラボの先駆者Kenji Usuiさんです。お楽しみに。

プロダクト開発のナレッジ共有を効率よくやるためにやりはじめたこと

こんにちは、freee株式会社でエンジニアをやっている id:ymrl です。きょうは freee Developers Advent Calendar 2017 の1日目として、大きくなり始めたチームで開発ナレッジ共有のためにやりはじめたことについて書いてみます。

Advent Calendar とは

アドベントカレンダー(実物)の写真

Advent Calendar とは、もともとは12月25日のクリスマスの日を楽しみに待つためのカレンダーです。カレンダーは1日ごとにお菓子の入った扉がついていて、1日にひとつずつそれを楽しみながら開けていく……という感じのものです。

プログラミング関係のブログなどではこれになぞらえて、12月1日から1日ずつ記事を公開していくという風習があります。freeeでも2015年2016年とAdvent Calendarを公開してきました。今年ももちろん12月25日まで毎日、バラエティ豊かなメンバーで記事を公開していきます。お楽しみに。

チームもサービスも大きくなった

ここからが本題です。私は 人事労務 freee の開発をするチームにいるんですが、このサービスは2017年に大きな変化を遂げました。 サービス名は「給与計算freee」から「人事労務 freee 」に変わり、それにあわせてロゴやUIが緑色になり、タイムレコーダー機能や入退社時の書類作成機能をはじめとした様々な機能をリリースしました。 サービスのリニューアルがあり、機能が増え、そしてありがたいことに数多くのお客様に導入していただけた1年でした。

そんな中でチームの人数も増え、アプリケーション開発エンジニアは1年で3倍近くなり、そこにデザイナーやQAやマネージャーを加えると、このサービスに関わっている開発者だけでも、かなりの大所帯となりました。

人事労務 freee に関わるメンバーの集合写真

そもそも扱っているものが難しい

freeeのプロダクト開発の全体に共通して難しいところに 「ドメイン知識の習得が難しい」 というものがあって、人事労務 freee も例外ではありません。日本にはたくさんの人事労務に関係する法律や官庁の命令があって、それらを運用する役所や年金機構や健康保険組合があって、それらを使ってたくさんの会社でさまざまなかたちで人事労務の制度が運用されています。

おかげで開発のときはいつも、官庁や年金機構のWebサイトやパンフレット、業務のやり方を解説した書籍、そして法律の条文などをひたすら読み、わからないところは社内の実務経験者や社労士さん・税理士さんに質問するなどのインプット作業が必要になります。条件の組み合わせによって扱いが変わりそうなところや、場合によってはかなり例外的なパターンまで網羅して調べる必要がある点は、ひょっとしたら普通の会社の人事労務担当として必要になるものよりも量が多くて大変かもしれません。

人事労務関係の本の山の写真

メンバーが増えたら大変になってきた

そんなサービスの開発をやっているので、チームに新しく入ったメンバーは、どういう機能が、どこにどう実装されているということのキャッチアップが大変になってしまっていました。少ない人数で小さなサービスを開発していた頃であれば、サービス全体をざっくり理解するのにかかる時間は短く済んだし、もともといたメンバーは誰がどこに詳しいというのをだいたいわかっていたので、細かな話であれば直接聞けば解決するという状態でした。

しかし、人事労務freeeが扱う業務の範囲が広くなり、機能の充実度も高くなり、開発者の人数も増えてくるとそう思い通りにはいかなくなってきました。サービスの全体像は見えにくくなってきているし、人数も増えて色々なプロジェクトが同時進行しているので、元からいたメンバーでも誰がいま何をやっているのか・以前は何をやっていたのかを把握するのも大変です。

そんな状態になってくると、新しいメンバーがなかなかキャッチアップしていけないだけでなく、元々いるメンバーもそのフォローをし続けなければならなくなります。チームの規模もサービスの規模も変わった以上、チーム自体のやり方も 新しいメンバーが早くキャッチアップでき、自律的に動けるようになる ための工夫が必要だなと強く感じるようになりました。

ナレッジ共有の場をつくってみる

しかしナレッジ共有が必要そうという問題意識は持ってみたものの、最初は新しいメンバーに何が必要なのかもよくわからないという状態でした。そんなとき、たまたま「ペアプロやモブプロをやりたい」という話を入社して間もないメンバーから聞いて、定期的にそういう場を作ってみることにしました。

人事労務 freee 開発チームでは2週に1度「Hack Day」として自由に開発していい日というのを決めているのですが、その日の付随イベントとして、オフィスのセミナールームに有志で1時間ほど集まって、そこで誰かのデスクトップをスクリーンに映して、実際に作業しているところをみんなで見るということをしています。さらに、Workplace(企業内コミュニケーション用Facebook)に映像をライブ配信をして、その場に来られないメンバーが中継を見たり、あとから見返すことができるようにもしています。

Workplaceでのライブ中継のスクリーンショット

これまでにこんなことをしてきました。

  • バグを1時間で修正する
  • 改善要望として上がっていたアイデアを1時間でPull Requestにする
  • 1時間で初見のコードの問題点を見つけてリファクタリングする

やってみるまではコーディングのノウハウ共有にとどまってしまうかもしれないと思っていました。しかし、みんなでコードを眺めながら話をしていくことで、予想以上にいろいろなことが学べる会となりました。

  • 改善要望の背景として、お客様が現状の製品の上でどういう問題を抱えているのか
  • 法制度を調べるとき、官庁のWebページをどうググると効率が良いのか
  • エディタやシェルのかっこいい使い方

みんなでコードを眺めている様子

ちなみにこのイベントは、いつのまにか私の名前をとって「ymrl塾」という名前になっていました。もうちょっといい感じの名前にしたいです。

Scrapbox の活用

もうひとつ始めてみたこととして、Scrapboxを活用するというのもあります。ScrapboxはシンプルなWikiシステムで、非常に手軽に編集ができ、ページ間のリンクが一覧表示される特徴があります。

scrapbox.io

実は人事労務freeeのチームだけでなく、これまでいろいろな場所で「情報がストックされている場所がほしい」という議論をしてきていて、そのたびに体系立てた情報の整理をしようとして、メンテナンスがうまくいかなくて、更新されない情報だけが残っているということを経験してきました。

Scrapboxの特性は体系立てて情報を整理するというより、バラバラにページを作って、それを相互に結びつけていく……という使い方に向いています。とにかくあらゆるキーワードでページを作っていけば、何か知りたいキーワードのページを見れば関連する情報がどんどん出てくるという状態を作れるはずです。そのために、いまは思いついたキーワードのページをどんどん作っていくという活動をしています。

この試みはまだ始めたばかりですが、このまま続けていって上手くいきそうであれば他のチームにも輸出していけるのではと思っています。

おわりに

この記事では、人事労務 freee 開発チームが直面したナレッジ共有の問題と、その解決のためにやり始めたことの紹介をしました。これからもいろいろな方法で工夫して、新しいメンバーがすぐに活躍していけるチームにしていきたいと思っています。

そんな私たちですが、エンジニアを募集しています。来年には大阪の開発チームも立ち上がり、東京と大阪の2拠点で開発をしていく予定です。興味のある方はぜひ、よろしくお願いします。

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あしたは抜群の安定感と効率化への強いこだわりをもつ、テックサポートのsatoshikisさんです。お楽しみに。

プロダクトマネージャーカンファレンス 2017 にスポンサー/実行委員として参加しました

はじめまして。 プロダクトマネージャー執行役員の坂本登史文です。

日本最大級のプロダクトマネージャーのカンファレンスである Product Manager Conference 2017が 11/13, 14 に開催されました。 (公式サイト http://2017.pmconf.jp/ ) freeeはブーススポンサーとして協賛しただけでなく、私自身が実行委員としてカンファレンスの運営に携わっていました。

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本記事では、運営・スポンサー目線を交えながらインタビュー形式でイベントを語ろうかなと思います。ちょっと変化球っぽいイベントレポートですがおつきあい頂ければなと思います。

イベントの様子や概要を教えてください。

おかげさまで400名を超える方にご参加頂き、大盛況のイベントとなりました。数多くの参加者の方、メディアの方がすでにイベントレポートを公開してくださっています。幾つか紹介させていただきます。本当にありがとうございます。

  • 当日のTwitterまとめ ()
    • 当日の会場の臨場感がよく分かるまとめです。
  • Speeeさん のイベントレポート()
    • 当日のセッションを網羅的に紹介されています。
  • CAREER HACK さんの記事
    • 個別セッションの内容を記事にされています。11/26時点で2セッションが記事化されています。

さて、本ブログには戻ってきて頂けたでしょうか。上記のイベントの運営側・スポンサー目線でのレポートをお送りします。

なんでfreeeがプロダクトマネージャーカンファレンスのスポンサーをしているの?

freeeでは既に10名以上のプロダクトマネージャーが在籍・活躍していますが、まだまだメンバーが足りません。なので、一緒に働く仲間をみつけるべく、「まずはfreeeという会社を知っていただこう」と思いスポンサーという形で参加しました。 もちろん、日本のプロダクトマネージャーの発展・親交を深めるお手伝いをしたいという気持ちも大きいです。Product Manager Conference のスポンサードだけではなく、PM系のイベントにfreeeの会場を貸し出したり、freee主催でPMのイベントを行うこともあります。そういう活動を通じて、PM業界(?)の発展に寄与できればいいなと思います。

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以前freeeで行った「通称:泥イベント」の様子 (イベントレポート)

運営で一番大変だったことはなんですか?

いやー、体力的にキツかったのは袋詰ですね。カンファレンスの参加者にカンファレンスバッグをお配りするのですが、その袋詰が体力的にキツかったです。 カンファレンスバッグの中には、カンファレンスの目録・スポンサーさま配布物などが含まれているのですが、それを封入する作業です。イベントスタッフ数人で2時間弱かけて作業しました。もちろん、それだけたくさんのご支援を頂いているということですので、大変感謝しております。

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カンファレンス開催前週の金曜日の夜に運営スタッフと準備を行う図

メインの封入作業自体は単純なのですが、封入したバッグを再度ダンボールに入れ直し、会場まで郵送する準備が結構大変でした。ダンボール何箱にもなるのですが、それ全部に発送伝票を書いて貼る作業が地味にツライ。なんで同じ住所を何枚も別の紙に書く必要があるんだ。。と。。そして重い。紙って重いんですね。

体力的以外の話をすると、やはり登壇者の決定&調整です。 まずは登壇者の決定。こちらいきなり「XXさんにお願いしよう」と決めるのではなく、まずはカンファレンスのコンセプトをきめて、そこからブレイクダウンしていきます。(まさにPMがプロダクトや機能を作るときと同じ流れ) 今年は2回目のカンファレンスということもあり、

「広げる、深める、日本のプロダクトマネジメント」

とコンセプトを決め、そのゴールを実現するためにはどんなテーマのセッションが必要なのかとブレイクダウンしていきました。そして下記のセッションテーマに整理しました。

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Product Manager Conference 2017セッション概要(公式サイト から引用)

セッションテーマが決まれば、登壇者の洗い出しと依頼です。これがまた大変です。このあたりは運営委員の及川さん・丹野さんの人脈に大いに頼りながら、そのテーマに適した方に講演を依頼します。

今回は各社経営・執行役員クラスやGoogleのAPMのメンバーに登壇頂いておりますが、奇跡的なスケジュール調整が必要でした。メールでご連絡するのですが、「午前中ならいけます」だったり「そのテーマだったらもう少し長い時間欲しい」だったり、様々なご返信がかえってきます。その針の穴を通すようなスケジュールを組み立てるのが骨の折れる作業でした。そのかいもあり、参加者の方に満足いただけるタイムテーブルになったと自負しています。

スポンサーはどうでしたか?

今回のカンファレンスでは、様々な企業さまにご支援いただきました。スポンサーメニューも、「プラチナ・ゴールド・ブース・シルバー・Tシャツ・ロゴ・ドリンク・メディア」と数多く設定させて頂き、スポンサーさまの様々なご意向に応えられたのではないかと思っております。ご支援頂いたスポンサーさま、本当にありがとうございました。

freeeはブーススポンサーとしてブースを出しておりましたので、freeeブースの様子をレポートします。弊社の周りのブースでは、Atlassianさんが「アンケートに答えたらTシャツプレゼント」、Speeeさんが「コーヒー飲めます」、リブセンスさんが「ステッカーガチャ」のような催しをされていました。 他社さまのブースのクオリティの高さに驚き、一日目の最初はめっちゃ焦ったそうです。(私は運営に集中していたので後で聞いた話です)「もっと何かアピールしないとfreeeに興味を持ってもらえないのではないか」という不安から、急遽、価値基準サイコロを会社から搬送し、サイコロイベントをすることにしました。

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freeeの価値基準サイコロ (イベントの後日freee社内で撮影)

イベントの内容としては、「サイコロを振ってもらい、マジ価値がでればfreeeのTシャツプレゼント」という内容です。1/6というシビアな確率にもかかわらず、一時はちょっとした列ができるくらいの盛況でした。ご参加頂いた方、ありがとうございました。 こういうイベントブースにおけるノウハウもちょっとずつためていきたいところです。さすが他の会社さまはなれているな、と素直に勉強になりました。

請求書払いも可能なイベントでしたが、オペレーションはどうしたの?

スポンサーさまへの請求や請求書払い希望の参加者の方には、もちろん請求書をお送りする必要があります。そのオペレーションには会計freeeを使っています。

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会計freeeの請求書管理画面

請求書をfreeeで作成しておけば、その後の入金確認まで一気通貫で管理できたり、郵送代行サービスを使用することができたり、請求から入金管理のオペレーションがむちゃくちゃ楽になります。 このあたりの作業は私がしていたのですが、業務理解が深まったり、細かい改善点に気づいたり、非常に有意義な作業でした。 B向けのサービスを提供しているとなかなかお客さまと同じ体験をすることは難しいのですが、PMカンファレンスの運営を通じてその経験を得られるのはPM冥利に尽きるな、と思います。

freeeのメンバーはどんな形で参加したの?

freeeの開発チームでは、社外の勉強会に参加したり、講演したりすることを推奨しています。今回も、多くのPMメンバーがブースでの説明の合間をぬってセッションを聞き、懇親会に参加してPMの輪を広げました。

参加した何名かの感想を載せておきます。

藤崎

正直、有償のイベントで、PMというニッチな職種のカンファレンスにどれくらい人がくるんだろうなあと思っていましたが、一日目の朝、開場前から列ができる状態で非常に驚きました。PM界が盛り上がっているなと感じます。

塚本

PMカンファレンスで学んだ各社のbest practiceをfreeeにも適用できればと思っています。次回のPMカンファレンスではfreeeのPM流を共有したいと感じます。:)

おそらくPMの口からしか語られることのない、プロダクトビジョンを転換した理由などが(freeeでも同様のことが起きたことはあるが)、きちんと言語化されて腹落ち感があった。

ずっとブースに張り付いていた、採用担当の栗林の感想も紹介します。

栗林

朝早くから多くの来場者がお見えになり、注目の高さを感じるイベントでした。ブースにお見えになる来場者へ、仕事やプロダクトに対する思いを伝えるfreeeのPM陣との橋渡しをさせて頂きました。ご来場頂いたみなさま、ありがとうございました。

freeeのメンバーが一番興味をもったセッションは?

freeeはB向けのサービスなので、同じB向けのクラウドサービスのSalesforceさんのセッションは、開催前から非常に興味が高かったです。

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Salesforceで行われているプロダクトマネジメントセッション(公式サイトから引用)

実際、セッションの内容も非常に勉強になる内容でした。

  • 次期バージョンに向けて数百のチームがどのようにSyncし開発を進めていくのか
  • 製品全体のロードマップはどのようにして決めているのか
  • プロダクトの最終責任者の役割は何なのか
  • エンジニアが集中して働けるようなTrickやTips
  • 新企画をレビューするときのフレームワーク
  • 品質を上げるために行っている取り組み

などなど、B向けグローバル企業が行っている取り組みを余すことなく紹介頂きました。freeeでも参考になることがたくさんありました。もちろん、今のフェーズですべてを真似ても意味が薄いので、うまくエッセンスなどを取り入れていければなと思います。しっかり噛み砕いて、聴講できなかったメンバーにも社内勉強会などで展開していきます。

以上、変わった形でのイベントレポートとなりましたがいかがでしたでしょうか。 freeeは積極的にイベントへの参加や協賛を続けていきます。何かしらのイベントでつばめのロゴTシャツを来た人を見かけたら、お気軽に話しかけてもらえたらなと思います🐦