こんにちは、freeeでアプリケーションエンジニアをしているossoです。
日本酒のしぼりたての季節ですね。今年も良い出会いがありました。日本酒だいすき🥴🍶
今回はfreee社内で実施しているエンジニアのエンジニアによるエンジニアのためのイベント「成果発表祭」についてお話ししたいと思います。
(「歴史と変遷」なんて大掛かりなサブタイトルをつけてしまいましたが、2022年からの2年間について語ります。笑)
エンジニア成果発表祭とは
「エンジニア同士がお互いの成果を知り、成果を称賛し合う場」として、エンジニアが内発的にはじめたイベントです。 私の入社時点(2021年11月)からすでに定着しており、毎クォーター(3ヶ月)ごとに1回実施しています。
成果発表祭のやり方や目的に合わせて賞も用意しており、賞を取るとお菓子などがもらえます。
運営メンバーは有志で集まっており、「他の開発チームのひとと関わりたい」「配信用の機材を触ってみたい」「イベント運営をやってみたい」など動機はさまざまですが、サブ業務のため通常業務に影響を出さない範囲でやっています。
わたしは2021年12月と2022年3月の2回は視聴者として参加しましたが、2022年の4月からこの運営メンバーに入り、今月実施したエンジニア成果発表を含めて計7回のイベント開催に携わってきました。
組織に合ったイベントをどうつくるか
freeeのプロダクトや機能は年々増加しており、それに合わせて社員数やチーム構成なども大きく変わります。 そのため、エンジニア成果発表祭もやり方を常にアップデートしていく必要があります。
この記事ではどのようなやり方をしてきたかと、感じた課題に対してどのように改善してきたのかを書いていこうと思います。
オンラインで全チームの発表を
わたしが入社した時期はオンラインで実施しており、全チームが人数を考慮して割り当てられた時間に応じ、事前に作成した動画を配信する形式でした。 成果を淡々と話すチームもあれば、内容が頭に入ってこないほど(笑)オリジナリティ溢れる動画を作るチームもあり、非常に見応えがありました。
また、配信の感想を視聴者がslackに書き込む様子も配信の右端に映され、まるで本当のお祭りのように盛り上がっていました。
濃淡をつけて見たいチームを重点的に
しかし人数やチーム数が増えるにつれて、最終的に2日間午後をまるまる成果発表祭に使うほどの長さになってきました。実際に参加者からも「長い!」という意見を多く聞くようになりました。
一方で「入社したばかりなので他のチームが何をやっているか全部知ることができて嬉しい」という意見もあり、単純に発表するチーム数を絞ることはしたくありませんでした。
そのため、全チームは特に知って欲しい成果に絞って短い発表をランチタイムに配信し、その発表を聞いてもっと聞きたいという意見が多く集まったチームはオフラインでの発表をしてもらう形式にすることで、全部じっくり見たい人も特に大きな成果を出したチームだけ見たい人も、モチベーションに合わせて選べるようにしました。
オフラインで直接のコミュニケーションを
freeeは直接会って仕事することを大切にしています。ちょうど自粛ムードも明けてきて、「みんなで出社」を推奨するようになってきた時期です。 エンジニア成果発表祭ももれなくオフラインでのイベント実施に切り替えることにしました。
そしてさらにチーム数も増え、もはや濃淡をつけても全チーム見られる規模ではなくなってきたため、発表するチームも有志を募るようになりました。
個人によって全部をサラッと見ることも気になるチームを重点的に見ることもできるようにという思いを込めて、A0ポスターを制作物とした展示形式に切り替えました。 A0ポスターや成果サマリでこれまで通り成果を聞く時間も設けつつ、詳しく知りたい人はその後ポスターを見てより詳しい情報を得られるようにしました。
写真はつい先日2024年1月24日(水)に実施した成果発表祭のようすです。
詳しく書くと記事が長くなりすぎるので割愛しますが、他にも
- 海外拠点向けに英語資料の準備
- 他チームの成果の理解を深めるためのクイズ大会の実施・ツールの改善
- 配信コストの削減のための機材の変更
- よりレコグニションし合いやすくするために、投票形式の変更
- スライドA4印刷してパネルに貼るのしんどかったからA0ポスターに変更
- 他の社内イベントとの合同開催
などの小さな改善もたくさん繰り返しています。
エンジニア成果発表祭をやる意味とこれから
エンジニア成果発表祭をやる理由は、組織が大きくなってもチームを跨いだコミュニケーションを生むことやチーム間のつながりを強める場をつくることだと思っています。 これが実現されると共通する課題やそれに対するナレッジの共有が自然と行われ、最終的には組織全体で生み出す成果の最大化につながると信じています。
もちろんそれだけではありません。エンジニアの成果は機能の新規開発やプロダクトの立ち上げといった目に見える分かりやすいものには限らず、フレームワークやライブラリのバージョンアップやインフラの管理、セキュリティ関連なども含まれ、縁の下の力持ちがたくさんいます。特にエンジニアだからこそ理解できるそれらの成果にもスポットライトを当てて、互いに感謝し合い組織のモチベーションを高める場としても重要です。
重要だと思っているからこそ、前回のやり方と何も変えなかったことはこれまで一度もありません。
しかし改善したい点もまだまだあり、最近特に一番課題に思っているのは、大崎オフィスのメンバー以外はオンライン視聴のみになってしまうことです。支社を跨いでうまくイベント運営ができるようになったときはまた記事を書こうかな。
これからもfreeeエンジニア成果発表祭は組織規模や会社として目指したい状態に合わせて少しずつやり方を変えていきます💪
さいごに
運営委員のみなさんいつもありがとうございます!!!
おまけ
「ほんとに通常業務ダイジョウブ?」と思われた方、運営メンバーが普段の業務に関する記事も書いているので良かったら覗いてみてくださいね^^
↓次の成果発表祭からの運営委員 NEW MEMBER です✨ developers.freee.co.jp