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freeeの開発組織で作成したノベルティをご紹介します!

はじめに

こんにちは!maoです。freeeでは本業であるセキュリティの他、dev brandingの活動に参加しています!

dev brandingといっても何それ?と思うかもしれません。実際やってることは様々なのですが、例えば大崎にある本社での技術系イベントの主催・共催や、RubyKaigi 2025TSKaigi 2025といったカンファレンスのスポンサーがあります。技術系イベントへの参加経験がある方はご存知かもしれませんが、このような場では各社様々なノベルティの配布を行ってますよね。freeeも、受け取るみなさんに喜んでいただきたい、またfreeeらしさを受け取ってもらいたいという気持ちで毎回ご用意しています。

今回の記事では、2025年4月に新しく作成したノベルティについてご紹介していこうと思います!

今回追加されたノベルティ

早速ですが、こちらが今回追加になったノベルティです!

スイーのアクリルスタンドキーホルダー(左上)、マルチステッカー(左下)、ホログラムステッカー5種(右)
今回追加になったノベルティたち

下記の3種類があります。

  • アクリルスタンドキーホルダー(写真左上)
  • マルチステッカー(写真左下)
  • ホログラムステッカー(写真右)

これらに共通する大きな特徴として、全てfreeeの開発組織がノベルティとして使うために作成した専用のデザインであるということがあります。企業がノベルティ配布をする場面は多々あり、freeeでもお客様にお渡しするものなどのご用意もありますが、今回作成したのは開発組織が使うために開発組織で考えたものなのです!そのため、こだわりが強く出てる部分がたくさんあります。そのこだわりポイントをいくつかピックアップしてご紹介します。

開発組織向けのスイー誕生

そもそもみなさん、今回のノベルティに書かれているキャラクターをご存知ですか?これはfreeeの公式キャラクター、Sweee(以下スイー)といいます!

corp.freee.co.jp

元々スイーは「スモールビジネスに関わる一人ひとりに、向き合い支えるパートナー」なのですが、以前よりfreeeの開発組織のことも気になっていたようで、実は昨年のfreee 技術の日 2024にもやってきてました。

しかし、スイーはコンセプト上、開発組織のメンバーではないので、開発組織っぽい格好をする機会が少ないという欠点がありました。今回スイーを用いたノベルティを作るにあたり、スイーには開発組織らしさを感じられる格好をしていただきました。*1

片手にノートPCを持っているスイー。エンジニアに扮したスイー。ドライバーなどの工具を持っているプロダクトマネージャーに扮したスイー。地図や方位磁針を持っているデザイナーに扮したスイー。設計図などを持っているQAに扮したスイー。虫眼鏡を目元に掲げているセキュリティに扮したスイー。錠のマークの盾を持っている
開発組織っぽくなったスイーたち

ノートPCを片手に持つスイーの他、エンジニア、プロダクトマネージャー、デザイナー、QA、セキュリティという職種に沿って格好や持ち物をしています。実際に各職種のメンバーからもフィードバックをもらうなど、このデザインに至るまでにスイーが各職種らしくなるための工夫が詰まったこだわりのデザインです。これからもノベルティのみならず、発表資料などでも活躍してくれることかと思います。

www.youtube.com (こちらはスイー誕生ムービー。とても可愛いのでこちらもあわせてご覧ください。)

開発組織の雰囲気が伝わるマルチステッカー

また、少しクセがあるラインナップがこのマルチステッカーです。

マルチステッカーの図柄。中央にスイー、その周囲に「物理出社」「論理出社」「あえて共有」「おだいじに」「かぞくFirst」「nice alt」「po~」「わいわい」「LGTM」「祭」のSlackスタンプが並んでいる
マルチステッカー

実はこれ、2023年に開催したfreee 技術の日 2023の際に作ったノベルティをベースに、今回新たにデザインしたものなんです。ノートPCを持つスイー以外にも、こだわりが詰まったアップデートがあるので紹介します。

freeeの開発組織でよく使われてるスタンプ、大募集してみた

freeeはコミュニケーションツールとしてSlackを活用しており、その中でも自由で個性的なSlackスタンプがたくさん用いられているという特徴があります。このfreeeオリジナルのSlackスタンプは、freeeらしさがとてもよく出てるものだと思い、2023年に作成した際にもステッカーの柄として採用しておりました。今回新たにデザインするにあたり、「現在のSlackスタンプの流行を反映しつつ、freeeの開発組織の雰囲気を伝えるのに良いものは何か」を開発組織全体を巻き込みながら再検討しました。

「ゆるぼ 開発組織でよく使われているスタンプを教えてください 大喜利スタート」から始まるSlack投稿のスクリーンショット
よく使われているSlackスタンプを募集した時の投稿

結果として数日のうちに100件弱のレスポンスがあり、選びきれないくらい大量のSlackスタンプを各々紹介してくれました。最終的にはfreeeらしさやfreeeが大事にしているものが表現されている10種類に絞り込みましたが、どれを選ぶかも至難で、ギリギリまでどれを採用してどれを諦めるかの議論が続きました…。ここでは実際に採用されたSlackスタンプと、一部採用できなかったSlackスタンプについて紹介します。このステッカーを受け取った方で「この文化いいな」と思うものがありましたら、そっと身近な持ち物などに貼ってみてください。

「物理出社」「論理出社」

開発組織にある多くのチームでは、オフィスに出社する物理出社と、リモートワークで業務を行う論理出社がハイブリッドになっています。それぞれの勤務状況を把握するためにも、朝の挨拶としてどちらかのスタンプを押しているチームが多くあり、今回ステッカーの柄に採用しました。ちなみに2023年のバージョンでは「論理出社」「論理退勤」の2つでした。2025年現在、当時よりも出社頻度が上がったことにより「物理出社」を採用するに至りました。

「あえて共有」

「あえて共有」はfreeeが大切にしているマジ価値指針の一つであり、積極的に情報共有を行い、それにフィードバックを行うことで成長しようという意味が込められています。*2もちろん開発組織でも「あえて共有」は大事にされており、興味深い技術情報から、近隣のご飯屋さん情報までさまざまなあえて共有が行われています。

「おだいじに」「かぞくFirst」

社内ではfreeers自身や、そのご家族の体調を気遣うためのスタンプがたくさんありますが、その中でも使用頻度が高そうなこの2つをステッカーにしました。他にも「無理せず」「Take Care」「からだfirst」「お休み下さい」「休むのが仕事」「猫を大切に」などの言葉がSlackスタンプになっています。

「nice alt」

Slackに貼られた画像に、適切なalt(代替テキスト)が設定されていた場合に使われるSlackスタンプです。freeeではアクセシビリティは「研修で習うもの」にとどまらず、このように日常に馴染んでいます。altをつけた投稿にこのスタンプがついていると、このaltでよかったんだなとフィードバックを得られるため、個人的にも見かけると嬉しいスタンプの一つです。

「po~」

あまり見慣れない単語かと思いますが、これはタガログ語では文末につけて丁寧な表現となる言葉だそう。freeeにはLikha-iTという子会社がフィリピンにあることもあり、特にグローバルチームではフィリピンの公用語であるタガログ語に絡めたスタンプが活用されています。*3

freeeのDEIへの取り組みについては下記で詳しく触れられていますが、「おだいじに」「かぞくFirst」「nice alt」「po~」などを通じて、実際にfreeersの日常に自然に存在している様子が伝わればと思います。

jobs.freee.co.jp

その他、今回採用に至らなかったものをチラ見せ

Slackスタンプ「いいから酒を飲め」Slackスタンプ「じゃんじゃん飲んで」Slackスタンプ「酒は飲んでも飲まれるな」
お酒関係3連発。ちなみにお酒関係のスタンプだけでも山ほどある。

9個のSlackスタンプから成る「レターパックで現金送れはすべて詐欺です」
順番に押すことを前提として作られているスタンプも。何故かよく見かける。

今までのfreeeらしさも大事に

実はマルチステッカーのSlackスタンプ以外にも過去のノベルティのデザインを踏襲している部分があります。それが、マルチステッカーやアクリルスタンドキーホルダーの背景にあるコードです。

コードを敷き詰めたデザインというのは、大崎の本社にあるロゴの裏側や、販売されているTシャツにも用いられています。また、開発組織向けのノベルティとしては、過去にはメガネ拭きにも同様のデザインが用いられています。

freeeのロゴであるツバメの裏側にコードが書かれている
本社21Fのエントランスにあるロゴの裏側

今回新しくノベルティを作るにあたり、背景部分までfreeeらしさにこだわりたいとなった結果、過去のメガネ拭きのデザインをベースにコードを敷き詰めたものを作成いただきました。もしお手に取る機会があれば背景まで眺めてもらえると幸いです。

おわりに

今回は結果として、3種類ものノベルティを新しく作ろうという大きなプロジェクトになりました。いちエンジニアでしかない私だけでできたことはほとんどなく、開発組織のみんなにアイディアを募ったり、デザインチームに可愛らしく素晴らしいデザインにまとめていただいたりした結果、このようにfreeeの開発組織らしいノベルティが出来上がったと思っています。改めて協力してくれたfreeers全員に感謝の気持ちを述べつつ、このノベルティを通じてfreeeらしさが世界に伝わればいいなと思っています。

なお、今回紹介しましたノベルティは今後freeeが関わるイベントで配布いたします。イベントにより、どのノベルティを配布するか・配布に条件を設けるかなどが異なります。弊社イベント等にご参加いただきましても、必ずしも今回紹介したものを入手できるできるわけではないこと、ご了承ください。

*1:実際は弊社ブランドチームにて、開発組織らしさを感じられるスイーのイラストを用意いただきました。改めて、ありがとうございました。

*2:マジ価値に関しては、先日公開されましたfreee Movement Deckに詳しく記載しております。併せてご覧ください。

*3:「po~」を含め、グローバルチームの雰囲気がわかる記事として、グローバルチームで働くQAの日々という過去の記事もあります。こちらも併せてご覧ください。