こんにちは、DevBrandingのellyです。
2017年の「突撃!隣のキーボード」という記事でfreeeの開発メンバーがどのようなキーボードを使っているのか調査をしました。いまでも採用面接やカジュアル面談などで「freeeといえばこの記事の印象が強い」と言ってくれる方もいるそうです。
そこから5年という月日が流れ、さらにはコロナ禍でリモートワークが定着し、自宅での開発環境にこだわりを持つ人も増えているいま、freeeの開発メンバーのキーボード事情がどのように変化しているか、再び調査をしてみることにしました。今回はマウスについてもあわせて聞いてみました。
マウスの形状、キーボードの形状・サイズ・配列・メーカーについてアンケートを実施し、133名の開発メンバーから回答をもらいました。まずはマウスからご紹介します。
マウスの形状
トラックパッドが一番人気でした。次にスタンダードなマウス、親指トラックボールが人気となりました。そもそも外付けのマウスを使わない人も約1割いることが分かりました。
ちなみにAppleのMagic TrackpadとLogicoolのMX Ergoが特に人気でした。
中には、光るゲーミングマウスを使っている人もいました。重りで重さを調整したり、カーソルの速度を変えることができるそうです。
キーボードの形状
スタンダードな形状のキーボードを使っている人が約半数で、セパレートを使っている人が約3割という結果となりました。
「もともとスタンダードなキーボードを使っていたが、肩こりを軽減するためにセパレートを導入した」という意見は複数ありました。 セパレートを使っている人の中には自作キーボード派も多く、詳しくは後述します。
一方で、外付けのキーボードは使わずに、PCに付属しているものをそのまま使っているという人も多かったです。どんな環境でも安定したパフォーマンスを出せるようにするためにあえて外付けは使わない、というポリシーを持っている人もいることが分かりました。
他にはHHKBを右手用と左手用に2台置いて使っているという人も数名いました。
キーボードの配列
US配列が過半数を占める結果となりました。中には配列はJISだけどマッピングはUSにしている人、Dvorak配列,Eucalyn配列,Colemak配列を使っているという人もいました。
Dvorak配列、Eucalyn配列、Colemak配列を実際に使っている3人に、それぞれ気に入っているポイントを聞いてみました。
Dvorak配列@JJ: 母音が全て左側にあるので右、左、右、左とリズミカルに打てるところですかね。
Eucalyn配列@kenoji: 指の移動量が少なくてローマ字を打つのに良いと知って始めてみました。まだ練習中です。
Colemak配列@narinari US配列から大きく変っていないけど、良く使うキーがホームポジションに配置されているところでしょうか。指が覚えてしまっているコピペのショートカットの位置は変っていないので移行時のストレスが少くてよかったです。
キーボードのサイズ
60%(ファンクションキー列なし、数字列あり)のキーボードを使っている人が約半数という結果となりました。続いて80%(テンキーなし、ファンクションキー列あり)が人気でした。
キーボードのメーカー/ブランド
前回の調査と比較すると、割合がかなり大きく変化していることが分かりました。以前はMacBookのキーボードをそのまま使っている方が一番多かったですが、今回はHHKBが圧倒的人気となりました。中でも、HHKBとMagic Trackpadの組み合わせで使っているという人は多かったです。
他にもREAL FORCE,Magic Keyboard,Mistel Barocco,Logicoolは人気が高いようです。
「キーボードを自作している」と回答してくれた人は17名いて、ほぼ全員がそれぞれ別のキットを使って自作していることが分かりました。
- NovelKeys
- Corne Cherry
- Lily58
- 7spro
- Kudox Game
- Manta60
- Keyball61
- dactyl-manuform
- xenon-keyboard
- Keeb.io
- TEX
- KBDfans
- Claw44
以上が今回のアンケート結果です。
リモートワークが増えた中で、キーボードやマウスの他にも椅子や机、音響、PCカメラ等の作業ツールにもこだわりを持つようになったり、ライフスタイルにも変化があったと回答してくれた人も多かったです。中にはかなり気になる回答もあったので、次回はメンバー何人かにインタビューでリモート環境のこだわりをもう少し深掘りして、その結果をまたブログに書きたいと思います。