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freeeの全社員が集まるミーティング"AekyoHour"のつくりかた ver. 18代目司会

こんにちは!kaworuと申します。この記事は freee Developers Advent Calendar 2023 19日目です。

普段はPSIRTでセキュリティのお仕事をしています。 2023年4月から全社ミーティングAekyoHourの司会を担当しています。今日はこのAekyoHourについてお話しします。

全社ミーティング AekyoHourについて

AekyoHour(以下AH) はfreeeの全社員が月に2,3回集まる全社ミーティングです。最近のリリースやその裏話、イベントの告知、CEOひとことなど、いろいろなテーマについて話されています。「あえて、共有する」というfreeeカルチャーを冠したAHは、freee内部で起きたHackやInnovation、新しいムーブメントなどを共有し、freeeらしい動きが全社に広がっていくことによって、参加者に刺激を与え、新しい発想へのヒントとなる場を目指しています。

AekyoHourについてはこれまでに、以下のような記事でも紹介されています。

developers.freee.co.jp

note.com

AHは、進行役の司会と発表役の登壇者で構成されています。 司会は現場社員から選ばれており、現在18代目で、カスタマーグロースのa-kunと私kaworuにて担当しています。 登壇者は挙手制です。この内容をぜひ全社に向けてあえて共有したい、話したい!というチームやメンバーが登壇しています。

左手の演台1名が立ち、右手に司会が2名座っている。中央のスクリーンに発表内容が投影される。
AekyoHourの様子

現在はハイブリッド形式でオフィス会議室現地とオンラインにて開催しており、以下のような流れの進行が多いです。

  • 告知(1分) 1,2件
  • 登壇発表(5,6分)と質疑応答(1分) 3件
  • CEOひとこと

現在の流れになるまでいろいろなことを試したのですが、そのうち2つの工夫とおまけを紹介します!

ハイブリッドならでは&より見応えのある内容にむけて工夫したこと

ハイブリッドならではのコミュニケーションを試行錯誤

以前は1回のAHで登壇発表を4件実施していました。時間的な余裕がなく司会と登壇者とのやりとりが「チャットのコメントを確認してくださいね」で終わってしまうこともしばしばでした。 オンライン開催であればチャットのみを確認すればよいですが、せっかくのハイブリッド開催。オンラインで寄せられる質問やコメントを現地の登壇者に繋いだり、現地のリアクションをオンラインにも連携したりと、コミュニケーションの工夫をしたいね、という話になりました。

試行錯誤するなかで、現時点では発表数を増やすよりも、ひとつひとつの発表を充実させようという方向で登壇数を3本に減らして開催しています。 ときどき私がぼけたコメントをしていて全力で滑っているときもありますが、チャットも現地も、わいわい盛り上がっております!

さらに見応えのある内容へ!内容リハーサルの実施

これまで、登壇にあたっての準備はそれぞれのチームやメンバーおまかせで、リハーサルは資料に抜け漏れがないか程度の確認でした。 しかし、話したいことが多すぎて時間切れになってしまい、盛り上がり箇所を巻き(早く)進行してもらったり、 新しくjoinしたメンバーにとっては前提とする背景がわからず、そのあえて共有の凄さや素敵なところが伝わりきらなかったりするようなこともありました。

せっかくあえて共有いただくからには、その登壇発表の良さやすごさをしっかり伝えたいと考え、内容に関するリハーサルを実施することに。 事前にAH運営に対して発表してもらい、発表内容に対してコメントや質問をしながら、内容の良い点であったりどういうふうに伝えると伝わりやすいかということを話し合っています。

「新規機能リリースしました!」のような登壇であれば、なぜそのリリースが必要だったか背景の補足を充実させることで、新しくjoinしたメンバーも登壇内容の理解の助けになるようなコメントをしています。 ほかにも、freeeの価値基準にあった内容を紹介してもらうことで、聞いているメンバーに刺激になるような工夫をいれました。例えば、「アウトプット→思考で通常より早くリリースができるようにトライした工夫の紹介」など。

内容リハーサルを実施した回では、本番での質問やコメント・リアクションが増加したことに手応えを感じ、以降も継続して内容リハーサルを行うようになりました。 よかったー!と感想をいただくことも増え、より見応えの向上や、伝わりやすさなどに貢献できているのではないかと思っています。

おまけ. 登壇と視聴が楽しみに!ちょっとした盛り上げアイテムたち

AHは楽しくみんなでつくる時間。ワイワイ楽しく登壇&視聴していただき、気軽に質問やコメントができるような場づくりを意識しています。前代の司会から盛り上げアイテムとしてマラカスや鈴、小太鼓が用意されていました。

他にアプローチはないかな〜と登壇時に曲(出囃子)をかけてみることに。 登壇内容に絡めた楽曲や、場を盛り上げるための曲、単純に登壇者の好きなものなど自由に選曲していただき、流しています。

登壇内容に絡めた楽曲を選んでいて、発表内容で伏線の回収があったりすると、出囃子はそう言う意味だったのか〜とコメントが盛り上がることもあります。

まだまだ運営のオペレーションが洗練されてない部分もあり、ときどきタイミングのずれや音量バランスなど改善点もありますが、場を温めることに貢献できていそうです。

おわりに

カルチャーに関して、私自身強く共感して大切に思っています。 そのなかで、AH司会を通して、さらに深い視点を得ることができたり、いろいろな部署がどのようなミッションで進んでいるかにしっかり向き合うことができました。 一緒にカルチャーづくりを進められる機会を得たことは、本当によい経験となりました。 本業のセキュリティでも、いろいろな施策を進めるにあたってカルチャーはとても大切にしています。AH司会の経験を活かしてこれからも取り組んでいきたいです!

それでは、AH司会アナウンス風に予告です。 「明日12/20のコンテンツは、haton14さんです。haton14さんお願いしますー!!!」 〜♪♪(出囃子)