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リモートワーク歴5年のノウハウをまとめてみた

freeeの関西支社でエンジニアをやっている mass です。

freeeでは、今週よりすべての従業員が原則在宅勤務となりました

僕は、普段は愛媛県今治市の大三島という島からフルリモートをしています。 前職からリモートワークをしているので、リモートワーク歴はかれこれ5年。 ということで、僕が普段意識しているリモートワークのノウハウを共有します。

大三島の風景。瀬戸内海に浮かぶ島をしまなみ海道が繋ぐ
しまなみ海道のど真ん中、大三島よりリモートワーク

環境をまず整える

集中できる環境を

自宅で作業するにあたって重要なのは、いかに集中できる環境を準備できるかだと思います。 テレビやベット等の誘惑とは距離を置き、家族がいる方はなるべく一人になれる場所で作業をすることをおすすめします。また、家族には仕事中は話かけない、家の用事を入れないなど、最大限集中できるように理解を求め、協力してもらうことも大事です。

リモート会議の準備

リモートワークをしていると、オンラインでのミーティングの機会が多くなります。 テレビ会議をする上で大切なことが書かれているので、この記事にまず目を通してください。

テレビ会議を劇的に円滑にする簡単なノウハウ

ワイヤレスイヤホンおすすめ

この記事にも書かれてますが、マイク付きイヤホンはテレビ会議では必須です。 音がクリアに聞こえますし、自分の発言も相手にクリアに伝わるので、安くてもいいので(スマホについてくるやつ等)マイク付きイヤホンを利用しましょう。

ちなみに僕はワイヤレスのイヤホンを利用しています。自宅ならではの割込み(突然の宅急便、突然の雨で洗濯物取り入れ)で、已む無くPCから離れてもミーティングの音が聞こえるので重宝しています。

自分が発言していないときにはマイクをオフに

ミーティングの咳や生活音などのノイズは会議を妨げます。自分が加害者にならいように、自分が発言しない場合には、マイクをミュートにしましょう。Hangout中に⌘+DでミュートのON/OFFができます。

コミュニケーションで意識すること

チーム全員がリモートをしていると、物理的に自席にいるのが見えないので、仕事中なのか離席中なのかわかりません。そこで、物理出社よりも少し意識が必要となります。

朝会等で1日1度はチームで顔合わせ

僕のチームでは11時から朝会を実施し、決まった時間から一緒に仕事を開始している状況を作っています。

いつも以上にSlack上でレスポンスよく反応しましょう

顔が見えていないと、相手が何をしているのか不安になります。Slack上でのやり取りは、 気づいたらリアクションemojiでもいいので、レスポンス良く応答しましょう。そうすることで、顔を合わせていなくても一緒に働いている一体感が出ます。

出社時、昼食時、終業時のタイミングで一言あるといい

オフィスに出社するのとは異なり、同僚が就業中か確認できないのがリモートワークです。そこでチームのチャネル等で一言挨拶すると、安心感があります。オフィスに行くのを物理出社と言うならば、オンラインで出社するのは論理出社です。ぜひ、論理出社宣言をしましょう。

「論理出社」の4文字が書かれたカスタムemoji
論理出社Emoji

オンラインコミュニケーション

同僚との雑談や相談は、チーム共有のGoogle Hangouts MeetのURLを用意しておき、困ったときにカジュアルに誘い込む方式で、僕のチームはうまく回っています。

Slackで「ちょいHangoutしましょうか」と誘っている発言のスクリーンショット
slack上での一コマ

固定のハングアウト作り方

https://meet.google.com/_meet からミーティングに参加または開始をおして、Room名を入れる。発行されたURLを使い回すだけ。

誘うタイミングの目安

関西チームでは大体3往復ぐらいSlackの文章でやりとりが発生したら、ハングアウトに誘います。文章でやり取りするよりも断然早いです。 決定事項があれば、参加してない人にも共有するためサマリを投稿しましょう。

定例ミーティングもチームのハングアウトURLで

朝会で利用するハングアウト等も共通のURLのものに固定しておくと、接続先が明確でやり取りがスムーズになります。チームのSlackチャネルのトピックにハングアウトURLを記載しておくと便利です。

Googleカレンダーで「会議ID」として固定ハングアウトのURLを設定している
ミーティングのURLを固定して、カレンダーにも登録

働く時間

家で働くと私生活と仕事の境目が曖昧になり、気がつけば頑張って仕事をしすぎてしまうことがあります。1日のはじめに「今日はここまでやるぞ」「何時に上がるぞ」といった計画を物理出社以上に意識することをおすすめします。

通勤時間分は、自分の時間、家族の時間に

普段通勤をされている方は、通勤時間がそっくりそのまま自由な時間になることに驚くことでしょう。通勤時間分は無理に仕事量を増やすのではなく、自分の時間や家族との時間として利用するようにして、リモートである恩恵を受けましょう。

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毎朝犬の散歩中に一日の予定をプランニングするのが日課

さいごに

freeeではリモートワークについて話し合う #remote-hack Slackチャネルが爆誕しました。 みなさまもリモートワークの知恵やアイディアを出し合って、この難局を乗り越えましょう!