こんにちは。freee でモバイルエンジニアをしている ikke です。 先月の DroidKaigi に続き、try! Swift Tokyo 2018 にも弊社モバイルエンジニア数名で参加してきました。 try! Swift は Apple の作ったプログラミング言語 Swift に関する国際的なカンファレンスです。過去2回の東京開催でも freee はシルバースポンサーになっていましたが、3 回目の東京開催となる try! Swift Tokyo 2018 では、freee はゴールドスポンサーとして協賛させていただき、ブース出展してきました。
イベント会場の雰囲気
1000名近い人が来ていたでしょうか。イベント期間中はかなり熱気がありました。 スポンサーブースは1つのホールに集まっており、下記の写真のような雰囲気になっています。
各社色々と工夫されたノベルティを配っていたり、ライブコーディングやライブコードレビュー等の催しをしている企業もあり参考になります。 セッションのある 3/1(木), 3/2(金) とも、開会は 09:45 ですが、その一時間くらい前から開場しており、朝食が提供されていました。
意外とこの早い時間から来場している方もいて、和やかなムードで来場者の方と話せるので良かったです。
セッションが行われるのはスポンサーホールの隣にあるホールです。 800人位は入る大きなホールですが、基本ずっと来場者の方々で埋まっていて、時には立ち見も出ていたように思います。 セッションは同時通訳されているので、レシーバーを通して日本語・英語どちらでも聴くことができます。
スピーカーホールの一角に畳スペースがあり、ここでもセッションを聴くことができます。ここも結構常に人で埋まっている感じでした。
先月の DroidKaigi でも出張バリスタをされていた鎌倉のアルファベッティカフェの方が、 try! Swift にも出張してくれています。 かなり美味しいので長蛇の列ができていました。
お昼ころにランチが配られます。来場者の方々が自然とグループになってこういうスタイルでいただきます。
新作ノベルティ...?
さて、それでは freee のブース紹介をさせてください。
こんな感じで、いつも通りにセッティングしました。freee ではモバイルアプリにも非常に力を入れており、最近アプリの紹介動画も制作したので、それを持ち込んだディスプレイで放映していました。 ちなみに最近西日本で freee のモバイルアプリの CM を放映していたりもします。
ところで、freee がイベントスポンサーになると毎回用意している freee 水やボールペンなどのノベルティの中に気になるものが...
な、な、なんと、今回は freee のロゴがプリントされたオリジナルのキーキャップを作り、無料配布しました。
freee オリジナルキーキャップ作りました!ぜひブースへ遊びに来てくださいね!!
— freee採用チーム (@freee_saiyo) 2018年3月1日
Please come visit freee booth and take key caps!!
#tryswiftconf pic.twitter.com/LJxJxcajMi
会場に来ていたみなさんはかなり興味を持ってくださったようで、イベント期間中沢山の方が freee のブースまで話しに来てくれました。ただ、キーキャップ以上に、弊社のメンバーに借りてきた自作キーボードにみなさん食いついている様子でしたが笑
何割かの方にはキーボードを作ってる会社だと認識されていそうです。違うんです。一応、クラウド会計・人事労務ソフト等を作っている会社です。
ちなみにこのキーボードは自作キーボードキットの Helix というもので、弊 blog の突撃!隣のキーボードという記事でも紹介されているので、ご興味ある方はこちらも見てみてください。
多様性のある来場者の方々
...話を戻して、みなさん少なくともキーボードには興味を持ってくださり、ブースは大盛況でした。
ブースに遊びに来てくれた方々と、キーボードの話や、普段はどんな会社でどんな仕事しているのか・お互いの会社ではどんなチームで、どういう感じでアプリを作っているか、等々色々とお話しできてとても有意義でした。来場者の中にはフリーランスや副業をしている freee ユーザーの方もいらして、サービスに対してのフィードバックをいただくこともできました。
少し話が逸れますが、私含め freee には副業をしているメンバーも多く、よく自社のサービスをドッグフーディングしています。テックカンファレンスに参加するとフリーランス等で freee を使ってくださっている方と良くお会いするので、サービスに対して客観的な意見をいただく場としてもいい機会になります。
また、try! Swift は国際的なカンファレンスなので、運営者・来場者ともに外国人の割合がかなり多く(全体の2 ~ 3割はいたでしょうか)、freee のブースにも沢山の外国人の方が遊びに来てくれました。話せた方だけでもアメリカ、イギリス、中国、インドネシア、ノルウェーと、様々な国のエンジニアが try! Swift 参加のために来日されているようでした。ブースに来てくれた外国人の中には Facebook や Spotify の iOS エンジニアも居て、自分たちが日常的に使っている海外サービスを開発しているチームの規模等、中の話も聞く事ができたのはとても新鮮でした。みなさん freee のキーキャップも持っていってくれてなんだか感慨深かったです。
セッション
どのセッションも素晴らしかったです。初日の午前だけでも、Swift の明文化されていない挙動を(時に AST を見つつ)探るセッションや、Swift の中間言語である SIL の紹介、CocoaPods のコントリビュータによる Clang モジュールについてのセッションなどかなり濃い印象でした。他にも実際の業務ですぐに取り入れられそうなプラクティスや、AR等近年注目度の高い技術要素に関する内容など多種多様なセッションがありました。各セッションのスライド等は @ozwio さんが Qiita にまとめてくださっています。
個人的には、私もよく利用している Proxy ソフトの Charles を開発した @avon によるセッションで、 iOS 向けの Charles を開発しているという内容の発表を聞いて非常に興奮しました。Charles は iOS アプリの通信をデバッグしたり、Web API のリバースエンジニアリングをするのに非常に重宝していますが、iOS アプリの通信を傍受するためのプロキシ設定が微妙に面倒だったので、いつか iOS 対応しないかな、と思っていたのでした。既に Apple に申請しているとのことだったので、近いうちにリリースされるかもしれませんね。楽しみです。
セッション後のスピーカー Q&A でいい感じに手作り感のあるステッカーを貰いました。
まとめ
try! Swift Tokyo 2018 にスポンサーとして参加しましたが、非常に楽しくて充実した時間を過ごすことができました。特に今回ブースを出せたことはかなり良くて、正直普通に参加するだけだとこれだけ多くの初対面の方と話すのは難しいですが、ブースを出すことで国籍も会社も異なる多くの方と交流することができました。 この貴重な機会を作ってくださった try! Swift 運営の皆さん・スピーカーの皆さんと、スポンサーとして協賛してくれた弊社には感謝しかありません。是非また来年も参加したいと思います。
また、今回大好評だったオリジナルキーキャップのアイディアは、MISOCA さんに多大に影響されています。この場でお礼をお伝えできればと思います。(会場では MISOCA のエンジニアの方ともお話しできました)
おなじみの採用情報
freee ではモバイルエンジニアを募集中です。 今回に限らず、弊社ではエンジニア向けカンファレンスに精力的にスポンサーとして参加しており、内容にもよりますが、大抵のエンジニア向けイベントには業務の一環として、業務時間にチケット会社負担で参加することができます。 ご興味がある方は是非一度弊社に遊びにいらしてください!