この記事はfreee Developers Advent Calendar 4日目の記事です。
こんにちは、freee Tech Night の司会をしている nobjas です。この記事ではfreee Tech Night の今までの失敗談を振り返ってみました。freee Tech Night では開催後に振り返り会を行っており、反省点や改善点を出来る限り残すようにしています。全てに適切な改善が出来てはいないですが、現時点でどうやって改善していったのかを書いていこうと思います。 これからイベントをやる方やイベント運営に興味がある方の参考になれば嬉しいなと思います。
はてなブックマークのコメントやTwitterで私にアドバイスなど頂けたら今後の改善に活かします。ご意見もらえたらとても喜ぶので、是非お願いします。
freee Tech Night とは
freeeのエンジニアが主催しているfreeeの技術やエンジニアを紹介し、外部の技術者の方々との経験やノウハウの共有や、交換のネットワークを広げるきっかけになれるようにするイベントです。少しでもfreeeに興味を持ってもらえるためにコツコツと開催しています。
2018年12月の第1回はオフラインイベントとしてスタートしました。2020年1月までは3か月に1回のペースで社内の広い会議室で開催していました。
2020年4月からは、コロナ渦の影響でオンライン開催に変更しました。オンライン開催では月に1回のペースを目標に開催しています。
- freee Tech Night とは
- 2018/12 第1回 〜 2020/01 第5回 オフライン開催期
- 2020/4 〜 2021/11 オンライン開催期
- 開催前に予測していた懸念点も書いてみます
- 準備・運営編
- 27. 数値目標とかを決めた方がよかった
- 28. 直前リハーサルの内容が決まっていなかった
- 29. 運営メンバーが固定化
- 30. 現状を超えるクオリティに挑戦できていない、新しい挑戦なかなか出来ない
- 31. テーマ選定が手詰まり感がある
- 32. 社内各所への連携タスクが漏れる
- 33. 何かあったときの延期・中止の判断が難しい
- 34. 懇親会の流れがよく分からなかった
- 35. 他社が絡むと日程調整が難しい
- 36. 通しリハーサルが無く本番が不安だった
- 37. タスク過多で準備がギリギリ&不十分だった
- 38. 社内イベントと被ってしまって社内の参加者が少なかった
- 39. 出演者フォローが情報不足だった
- 40. connpass の画像と配信のタイトル画面とサムネが違うの違和感
- 41. ひげが生えている
- 42. 配信で言ってはいけない情報の認識合わせが必要かもしれない
- 配信編
- 43. 裏方がやること無かった
- 44. 社内の参加者と社外の参加者が区別できない
- 45. 配信担当、司会など単一障害点が多い
- 46. 配信中の司会の画面構成が難しい
- 47. タイムキープが難しい
- 48. 音量が安定しない、BGM が大きい、
- 49. 本番中に登壇者が落ちてしまうリスクがある
- 50. スライドがあると配信担当の負荷が増える、登壇者がページ送り出来ない
- 51. クロマキー背景を後ろに置いたら傾いて影が出来てしまった
- 52. 配信中に水が飲めない
- 53. 配信直前に司会のカメラが映らなくなる問題
- 54. 配信中に司会の手元の PC と配信用モニターがクラッシュ
- 55. 配信担当 2 名が配信日に予定がつかなくなった
- 集客編
- コンテンツ編
- 63. 質問用のツールではなく YouTube コメントで十分では?
- 64. スライドがない状態で技術的なものを伝えるの難しい、少しはスライドがあっても良さそう
- 65. 発言がかぶってしまってコメントを奪ってしまう
- 66. 司会はもっとイメトレするべきだった、登壇者の話をもっと引き出す話し方をするべきだった
- 67. 本編の導入部分が長い、司会の人が話しすぎ感ある
- 68. YouTube コメントが無い
- 69. どういう内容が面白いのかがわからない
- 70. 慣れてきた反面、気の緩みがある。こなれ感が出ている
- 71. 30 分だと時間が足りない、広く話をすると浅くなってしまう
- 72. 司会に元気がなかった
- 73. 登壇者 3 人は多い
- 74. 視聴者を巻き込んだ動的なコンテンツを作りたい、質問が少ない
- 74. フリートークだと話の要点が掴みづらい
- 75. リハーサルをすると本番に予定調和感が出てしまう
- 76. タイトルと話している内容が少しズレていたかもしれない、タイトルがわかりづらい、タイトルから魅力が伝わりづらいかも
- 77. 採用の話を登壇者がするの話しづらいかも
- 懇親会・アフタートーク編
- 振り返ってみたら思っていたより自分の反省になった
- 最後に宣伝させてください!
2018/12 第1回 〜 2020/01 第5回 オフライン開催期
2018年12月に開始したfreee Tech Night。当時はオフラインで3か月に1回のペースで開催していました。広めの会議室で多くの人が集まって勉強会形式(登壇者が資料を準備し発表する形式)で行いました。
この期間で出た反省や失敗談を書き出してみます
運営編
1. 運営の工数がかかりすぎた。効率化したい。人が足りない、準備がギリギリ。
運営の工数はかなり長い間(実は今現在でも…)課題になっています。各人がやった事を洗い出してリスト化、共通でタスク管理できるようにしています。
タスクを書き出したものの、誰がどのタスクを履行するのかの割当が遅くなってしまい準備がギリギリになってしまうなどもあり、割当も早めにやる習慣づくりができていきました。
2. 片付けの漏れがあった、片付けが大変
本編→懇親会の間で荷物を片付けるフローが決まっておらず、片付けが漏れていたりしました。また、懇親会終了後もお酒が入っているメンバーが片付けるため漏れ抜けが無いように相互チェックや片付け担当を作る必要がありました。
回数を重ねれば重ねるほど、汎用的な仕組みが必要になってきました。
3. 社内の登壇者を見つけるのが大変
社内で立候補者だけでイベントを開催するのはかなり難儀です。全員が登壇したい訳ではないし、何を発表すればいいのかを日々考えている人なんてほぼ皆無と言ってもいいと思います。
そこでテーマを決める時に「誰にどんな内容を話してほしいのか」を一緒に決められるとスムーズです。ここは未だに大変な部分ですが、登壇者とテーマが上手くマッチした時はとても良い会になることが多かったです。
4. 受け付けが忙しい
来場者の数に比例して受付はパンクしてしまいます。ピークタイム(開始時間直前)などはLoad Average(同時に来る人数)が増えるのでスケーリング(場所と人数の拡充)が必要です。
逆に開催中はそこまで忙しくない事が多いので、他の役割があると効率的ですね。
集客編
5. 集客経路を分析できていない(なぜか集客が一瞬でたくさん集まった)
未だに謎です。connpassで集客をしている関係上、経路が細かくわかりません。
イベントの内容、拡散、経路など変数がたくさんあるので再現性を高めたいのであれば、細かく分析できる仕組みなどを用意できると理想的です。
freee Tech Night でもここは継続課題として考えており、今後改善していければと思っております。
6. 他の外部イベントとかぶって集客に影響があったかもしれない
イベントの開催日は思っているより重要です。過去の開催日にも類似テーマの他イベントと被ってしまって集客が芳しくない回がありました。
明確にそれが原因とはわからないものの、この仮説が立ってしまうと他の仮説を考えづらくなってしまうため避けられるなら避けたほうがいいですね。
7. テーマが広すぎると参加者が集まりづらい
参加してくれる方が「自分に関係あるかも?気になる」となるようなテーマはある程度狭い方が好ましいです。freee Tech Nightは技術者向けなので関係を感じられるトピック・テーマを設定する方が興味関心をくすぐれると考えています。
8. 立ち見が出てしまった
嬉しい悲鳴ではありますが、あまりにも多い人数を参加人数の上限にしないよう気をつけるようにしています。
コンテンツ編
9. 開始待ちの時間が無音だったのでBGMを流そう。
今考えると恥ずかしい話ですが、開催当日まで気づかず一番はじめは無音でした。ラジオを流していたのですが意味不明だったので待ち時間にはBGMを流すように改善しています。雰囲気作りはとても大切ですね。
10. 観客へのアイスブレイクが足りなかったのか、反応が薄かった。
開催側と観客の距離感が遠く、変な緊張感がでてしまっていました。司会者の自己紹介やアイスブレイクのコメントなどを盛り込んで改善していきました。
BGMもそうですが、開始待ちの時間で会場の案内やWifiの案内のスライドなどを表示しておくなど待っている人が退屈しない工夫も。
11. タイムキーパーは登壇者がやると焦る。
初回開催時は登壇者がタイムキープしながら話してもらったので、話しながら焦ってしまいました。
タイムキープする役割を運営陣が担うようにして改善しました。
12. 座席以外の場所に座っている謎の参加者がいた
多くの人が集まって空席が少なくなる事で、座席以外の所で見ている人が出てしまいました。
座席の案内や、空席への誘導などを司会が行ったり、座席を十分に用意するように改善しました。
13. 人数を集める会とコアな会の目標を分けたい
開催前におおまかな参加人数の目標を立てるのですが、テーマによって人数の多寡が発生します。
多い人数を集めたいから人気のテーマを立てるのは、freeeの技術をまんべんなく届けるための目的と少しズレてしまいます。
コアな技術の話も届けたいので、目標の設定を臨機応変にやれるように試行錯誤しています。
懇親会編
14. ケータリングの量が少ない、缶飲料が余る
コンテンツ編でいくつかある通り、正確な人数は事前にはわかりません。 更に懇親会に参加できる人数の予測もかなり難しいです。
できるだけ余裕を持って頼むとか、人数が予測できるようにconnpassで懇親会予約枠を作るなどで少し回避しました。
ケータリングを質重視から量も重視するように調整したりしていました。
15. 懇親会で誰がfreeeの人かわからない
私服のエンジニアが100人ぐらいいる中でfreeeのエンジニアと話したい人がいても見つけられるはずはありません。
freeeにはfreee Tシャツという服があるので、参加してくれるfreeeのエンジニアには出来るだけ着てきてもらうようにしました。
懇親会中に司会から「freeeのエンジニアと話したい人は声かけてください」と人力マッチングサービスをしたりもしていました。
16. 懇親会の参加率が低かった
導線の設計や懇親会への案内に工夫が必要でした。
本編終了後にアンケートを書いてもらって回収するのですが、出口の近くでアンケートを回収したことでそのまま帰ってしまう人が増えた可能性がありました。 そのため、アンケート回収する場所を懇親会の飲み物がある場所の近くで行うようにしました。
また、本編中で質問回答しきれない場合などに「是非質問は懇親会で直接聞いちゃってください」のような案内をするようにしました。
17. 他の参加者を勧誘する参加者や、飲み物を持って帰ってしまう参加者が現れた
参加人数が増えてきたことで想定外の振る舞いをする参加者が現れました。安心して参加できない勉強会に参加してくれる人は多くありません。
会社の名前を使った勉強会なので変な評判がたったりするのも避けたい事態です。
connpassに注意事項を記載したり、オープニングで注意事項の説明をするなどで改善しました。
受付や開催中に想定外の振る舞いをする人がいないかどうか運営メンバーで注意するように意識共有も行いました。
18. 懇親会で参加者/freee社員の属性がわからない&話しかけづらい
属性がわかるように名札を配布して、名前だけではなく、興味がある技術や得意な技術を書いてもらうように工夫しました。
これは今の所、さらなる改善の必要があると思っているのでいいアイデアをお持ちの人がいれば是非ご意見頂けると嬉しいです。
2020/4 〜 2021/11 オンライン開催期
2020年4月から『freee Tech Night Online』と題して YouTube Live で配信をはじめました。おおよそ月に1回の頻度で開催しています。オンラインで行うイベントは初めてだったので何も予想がつきませんでした。
開催前に予測していた懸念点も書いてみます
19. 長時間だと見てる人の集中力が落ちそう
オフラインの時と同じ内容だと間違いなく飽きてしまいそうだと思ったので、全体は30分〜長くても1時間に抑える方向性に決めました。
日常的にYouTubeで見る動画はそこまで長いものは少ないのでそちらに合わせてみようという方針です。
20. 終わった後の交流が難しそう、懇親会に変わるコミュニケーション方法を考える必要はありそう
現在も頭を悩ませる課題ではあります。初期は何も用意せず実施していました。
途中で懇親会を実施してみましたが、上手くいかず、現在はアフタートークという形で登壇者と司会が本編の続きや、質問への回答を行っています。
21. 参加してる感が出なさそう
現地に行って参加するオフラインイベントと違い、スマホで手軽に見れるYouTubeライブは参加している感は出なさそうです。
YouTubeコメントやTwitterでの質問・コメントをライブ中に読み上げるなど工夫はしていますがまだまだ課題はありそうです。
22. 参加しやすそうだが、途中離脱もしやすそう
現状ではオンライン開催という都合上どうしようもなく、面白いコンテンツを届けられるよう頑張ろう!という程度です。
途中離脱せずに楽しめる仕組みなどどういうものがあるのでしょうか。
23. 運営コストが高そう
運営メンバーは開催前にはコストにかなり怯えていました。今ではオフラインイベントより低コストで運営出来る事がわかってきたので安心ですね。
「まずはやってみる」という取り組みが出来たことで恐怖は払拭できたと思います。
24. 登壇しづらそう、虚無に向かって発表するやつ、反応が見られない
オフラインイベントのように資料を用意して、一人で話す登壇スタイルだと難易度が高いと考えました。 ここ最近では登壇スタイルのオンラインイベントはfreeeの内外でも色々な所で行われていますが、当時懸念点が上がったのは自然な流れでした。
当時は全くの未知だったのでやりやすい方法で進めたいと考えました。私が司会というかオーガナイザーになってパネルディスカッションというか雑談のような形式で技術の話をするというスタイルです。これは今でも同様のスタイルで配信しています。
25. 登壇者集めるのが難しそう
上記の懸念と同様で、未知のものに登壇してもよいとしてくれる人は多くないと思います。
なんとか一度開催してみればイメージも付きやすいので繰り返す内に払拭されていったように思います。
ついでに雑談がベースなので、準備やリハーサル、当日の配信でも登壇者の負担は軽減したように思います。
26. アーカイブみればいいかと思う人はライブを見てくれなさそう、結局アーカイブもみなさそう
これも途中離脱しやすいという懸念と近いものですね。
現状だと、アーカイブの再生はそれなりにされていると思っています。まだまだ多くの方に見てほしいと思っているのでアーカイブを見てもらう工夫も今後考えています。
準備・運営編
27. 数値目標とかを決めた方がよかった
オンライン開催をはじめた時は「まずやってみよう」が先行していたので、回を重ねる内に数値の目標があったほうがモチベーションが高まるのでは?と感じてきました。
目標設定は現状でも悩んでいるのですが、YouTube のチャンネル登録数や、視聴者維持率、同時視聴者数を毎回定点観測してみています。
ただ、テーマによって人数の増減があるのは明らかなので横並びで目標を立てるのではなくテーマや時期ごとに目標を設定出来ればいいなと考えています。
28. 直前リハーサルの内容が決まっていなかった
配信の直前にリハーサルの時間をとったもののどこまで何をやるのか決まっておらずバタバタしてしまいました。
準備不足は色々ありえますが、登壇者が関係するものはより丁寧に準備するようにしたほうが良いかとおもいます。一番緊張しているのはきっと登壇者なので。
29. 運営メンバーが固定化
オンライン開催になったことで、役割が固定化されてしまっていました。
同じ空間に存在出来ないことから、「一緒に ◯◯ をやる」がやりづらくなってしまいました。そうなると実際に配信を担当するメンバーと、配信中にもろもろ判断するメンバーと、司会の私が固定化していってしまいました。
別の課題でも書いていますが、先日別のメンバーが配信を担当する機会があり固定化が少し解消したのかなと思います。
30. 現状を超えるクオリティに挑戦できていない、新しい挑戦なかなか出来ない
運営メンバーは全員 freee Tech Night が本業ではありません。皆エンジニアとしてプロダクト開発に携わっています。 新たにやりたい事はいくつもあるのですが、なかなかプラスアルファで時間を確保できていないのが苦しい所です。
仲間を募集中です(深刻)
31. テーマ選定が手詰まり感がある
毎回テーマの選定は難航しています。ひねり出してひねり出して開催している現状です。
聞きたいテーマなどがあるよ!っという方は是非はてなブックマークのコメントや Twitter で教えてください!
32. 社内各所への連携タスクが漏れる
準備不足系の課題です。配信には影響が無いのですが社内で連携したい部署や人などへの連携はとても大切です。 これは事前のタスクで役割分担するように改善しました。
33. 何かあったときの延期・中止の判断が難しい
イベントの開催をしない、延期する判断は結構微妙です。人によってブレる場合が多いので、認識合わせをしています。
「多くのお客様にネガティブな影響を与えうる場合」のように出来るだけ定量的に基準を作っていきたいと思っています。
34. 懇親会の流れがよく分からなかった
準備不足案件ですね。登壇者に詳しく説明せず(実際そこまで詳しく決まっていなかった。。。)懇親会を実施してしまいました。
ノリだけでやってはいけません。しっかり計画・準備しましょう。
35. 他社が絡むと日程調整が難しい
過去に他社とコラボで実施したのですが打ち合わせの日程調整がわりと大変です。
他社コラボする時には余裕のある日程を確保しましょう。
36. 通しリハーサルが無く本番が不安だった
オンライン開催のfreee Tech Nightは手軽に参加できる事を価値に運営していました。『話すネタを事前にある程度出してもらえればあとは当日私と雑談をするだけで発表が出来る。』という形で進めていたのですが、反面技術的なテーマを話す時には正確性や失言が無いように練習したいという要望もありました。
現在は事前に大まかな雰囲気を理解してもらうリハーサルを実施し、直前に配信関連をテストする直前リハーサルを実施するようにしています。
37. タスク過多で準備がギリギリ&不十分だった
さきの課題でもありましたが運営メンバーの本業が忙しい時などは手が回らなくてギリギリになってしまう事もありました。
手が回らないときには周りのメンバーに積極的に声がけしてヘルプを求めるようにしようという認識合わせをしました。
38. 社内イベントと被ってしまって社内の参加者が少なかった
オフラインのときにもありましたが、スケジュールは大事ですね。社内で見てくれるエンジニアもいるので社内イベントとかぶらないようにも気をつけています。(どうしても被ってしまう事もあります。。。)
39. 出演者フォローが情報不足だった
出演者が不安にならないために口頭での説明や簡単なメモはあったのですが、日々不安に思ったことや困った事を追記していけるようにしていっています。困ったり迷ったりするのは百人百様なので日々メンテナンスしていくことが大切だと思っております。
40. connpass の画像と配信のタイトル画面とサムネが違うの違和感
画像を作成するコストを出来る限り抑えていた弊害です。これはまとめて作成出来るように事前に作成するリストに加えました。
しかしここもスキルが属人化しているので複数人で対応出来るようにしていきたいです。
41. ひげが生えている
出演者に共有するドキュメントに「身だしなみチェック!」を追加しました(笑
42. 配信で言ってはいけない情報の認識合わせが必要かもしれない
社内では公開情報をまとめているドキュメントはあるのですが、エンジニアの技術や開発の内容に関しては詳細に判断するのは難しいです。
しかしNGな情報を洗い出す事は出来そうです。順次作成していこうとしています。
配信編
43. 裏方がやること無かった
オフライン→オンラインになったばかりの頃に、オンライン配信中にあまりやることがなくて運営が手持ち無沙汰になってしまいました。
今では事前準備と配信中と配信後でタスクが明確化してきたので役割分担して配信をしています。
44. 社内の参加者と社外の参加者が区別できない
仕方ない問題ですね。YouTubeで配信している都合上区別は出来ません。
connpassで登録してくれている人数から参加者のおおまかな人数を予測しています。
45. 配信担当、司会など単一障害点が多い
配信関連を少ない人数で回してきた弊害といいますか、代わりに配信出来るメンバーが少ないという問題があります。
機材やツールを持っていないなどの問題もありましたが、現在は会社に配信設備を整えてもらえたので段々他のメンバーも配信が出来るようになってきています。
46. 配信中の司会の画面構成が難しい
- 台本
- リモート会議ツール(Google Meet)
- 運営連携用のSlack
を同時に見ながら配信するのは結構慣れが必要でした。
47. タイムキープが難しい
雑談を時間通りにコントロールするのはかなり特殊な技能だと思っています。気持ち悪くなく話を終わらせるのは未だに上手く出来ません。
最近はある程度の延長は許容する形で配信しています。いつもご迷惑おかけしています。
48. 音量が安定しない、BGM が大きい、
登壇者が2人いることで、片方の音量が大きいor小さい、BGMとのバランスなどは配信担当のメンバーが試行錯誤していました。
本番の前に音質や音量のチェックを行い、PCの音量の調整などをしてもらうなどで対応しています。
49. 本番中に登壇者が落ちてしまうリスクがある
今の所大事故は起きていませんが、少し接続状況が悪い事などはありました。
焦らずに残ったメンバーで話を続けるようにしています。司会+登壇者2名の構成は安全そうですね。
50. スライドがあると配信担当の負荷が増える、登壇者がページ送り出来ない
回によってはスライドを出すことがあります。スライドは登壇者が映す形ではなくて配信担当側が映しています。ページ送りは登壇者側では出来ません。
あまりページの多いスライドは使わず話せるように意識しています。
51. クロマキー背景を後ろに置いたら傾いて影が出来てしまった
レフ板のような丸いクロマキー背景を使っていた時期があるのですが、私の背中と椅子の背もたれで挟んで配置していました。 配信中に動いてしまうと影が出来てしまい背景が上手く透過されなかったりなどの不具合が出ていました。
最近はGoogle Meetで背景を抜いてくれる機能があるので緑色のバーチャル背景で対応しています。出社して配信出来る時にはしっかりとしたグリーンバックがあるので楽ちんです。
物理は便利ですね。
52. 配信中に水が飲めない
ドキュメントに「気にせず飲んでください」を追加しました(笑
53. 配信直前に司会のカメラが映らなくなる問題
私がWebカメラを新調したのですが、使い慣れておらず操作ミスしました。配信直前には大人しくしていましょう。
54. 配信中に司会の手元の PC と配信用モニターがクラッシュ
社内の配信スタジオで配信している時に台本を映している手元のPCと配信画面を映しているモニターが突然クラッシュして何も映らなくなりました。
機材トラブルなので再発しないよう対応しましたが、こういうときにも焦らないように準備が必要ですね。
55. 配信担当 2 名が配信日に予定がつかなくなった
いつも配信を担当してくれているメンバーの予定がつかず、当日配信を初体験メンバーで行いました。事前の引き継ぎは行いましたが、それでも当日色々わからない事が出てきたりしました。引き継ぎはより過剰にやっておいたほうがよかったです。当日に焦るのはツラいものです。
集客編
56. Twitter が身内だけで盛り上がってしまった
何も盛り上がらないのは寂しいですが、身内だけなのも寂しいですね。
もっと色んな人が発言しやすい雰囲気を作っていきたいです。
57. 事前告知が社内外ともにあまり出来なかった、社内告知をもっと頑張る
事前告知は間違ってはいけない緊張感もあったりして、腰がひけてしまう事もあります。
Twitterなどの投稿内容や、connpassでのメッセージなど役割分担をしっかり決めます。更に投稿前に相互レビューをするなど安心感と精度を高められるようにしています。今後も更に積極的に告知していきたいですね。
58. ライブの視聴者数が少ない
目標設定の反省でもありましたが、テーマや事前告知などによって視聴者数が思ったより伸びない事があります。
アーカイブが残るようにしているのでコンテンツとして提供する価値はあることを信じて配信しています。
しかし多くの人に見てもらえたらもちろん嬉しいのでテーマ決め、タイトル設定、事前告知などしっかりやっていき多くの人に届くように頑張っていきます。
59. 内容は面白い(と思っている)のでアーカイブを宣伝したい
まだ試行錯誤中なのですがアーカイブを見てもらう工夫をしていこうと思っています。
今回第一弾として12/3に過去配信を編集してダイジェスト版として公開する試みをはじめてみました。本編は30分程度なのですがもっとサクッと見れるコンテンツがあるといいのかなと思い、ギュッとまとめたものを作成してみました。
ダイジェスト版から興味を持ってもらえたら本編をゆっくり見てもらえるとより楽しんでもらえると思います。
第一弾はリブランディングの話をしています。7分ぐらいでサクッと見れるので是非一度見てみてください。感想などお待ちしています!
60. 配信中に Twitter から流入してほしい
配信中にTwitterでおおまかな実況を行っているのですが、そのツイートにYouTubeのURLがのっていなかったので、貼り付けるように改善してみました。
Twitterから気になった方がアクセスしやすくなっていると思います。
61. 告知用の画像をちゃんと作りたい
connpassやYouTubeのサムネイルなどを作成していなかったのですが、毎回作成するように改善しました。
出来る限り省エネで出来るようにと工夫はしていっていますが、惹きとの両立は今後も考えて行きたいです。
62. 事前告知でもっと情報開示した方が参加者が増えるかも
日々試行錯誤している所ではあります。事前告知で惹きのあるメッセージを伝えられるように日々精進です。
コンテンツ編
63. 質問用のツールではなく YouTube コメントで十分では?
オフラインの時代には Sli.do というツールを使って質問を受け付けていたのですが、オンライン配信ではYouTubeコメントやTwitterでハッシュタグ付きツイートで十分だろうという事で現在はその形で運用しています。
64. スライドがない状態で技術的なものを伝えるの難しい、少しはスライドがあっても良さそう
スライドがあると配信担当の負荷が増える反省でもあったのですが、やはりスライドは伝えられる情報の量も質も広がるので、必要な場面では最低限でいれるなど塩梅に気をつけながらやっています。
リハーサルでしっかり連携を練習すれば大きな問題はないので今後スライドを出す事もチャレンジしていきたいです。
65. 発言がかぶってしまってコメントを奪ってしまう
リモート会議用のツール(Google Meet)を使っている事もあって、同時に発言がかぶってしまうとノイズになってしまう事があります。
それによって発言しづらくなったりする場面があったので事前の注意事項に加えました。また、司会から適切にバトンパス出来るように名前を呼んだり交通整理するように気をつけています。
66. 司会はもっとイメトレするべきだった、登壇者の話をもっと引き出す話し方をするべきだった
未だに司会の正解がわかっていないですがもっともっと魅力的な話を引き出せるようなプロ雑談師になりたいです。がんばります。
67. 本編の導入部分が長い、司会の人が話しすぎ感ある
最近はコンパクトになってきたと思いますが、初期のオンライン配信で私が長々と説明をしたりしてしまっていました。見ているとつまらなくてダレてしまいますね。
はい。ごめんなさい。
68. YouTube コメントが無い
出来るだけ視聴者と相互にやりとりを作っていきたいのですが、コメントが無い事もあります。
そういう時には、再度コメントの説明をしたりするようにしています。
また、運営メンバーからも盛り上がるようなコメントをしたりもしています。
69. どういう内容が面白いのかがわからない
未だに答えはわかっていません。現在大事にしているのは「司会と登壇者が楽しめる内容」を目指しています。
話している人が面白くないと見ている人もきっと面白くないだろうなと考えています。
70. 慣れてきた反面、気の緩みがある。こなれ感が出ている
「初心忘るべからず」ですね。司会がこなれすぎていると面白みが無くなってしまうので、日々緊張感を持てるように気をつけています。
今回反省をまとめた事で身が引き締まる思いになれたのでとても良かったです。
71. 30 分だと時間が足りない、広く話をすると浅くなってしまう
テーマ設定と話題設定が大事ですね。最近は「詳細はアフタートーク」でという必殺技が出来た事で脇道に逸れたり、広くなりすぎた時に収束する事が出来るようになってきました。
事前に『ちょっと深すぎるかもな』と思うぐらいの話題を設定しておくと案外いい具合になるなと思っています。
72. 司会に元気がなかった
元気が無いときだってあるさ、にんげんだもの。
とはいえfreee Tech Night配信日には元気に出来るようになるべくコンディションをコントロールするように意識していたりします。
前日にサウナにいくのがオススメ。私のホームサウナは湯乃泉 東名厚木健康センターです
73. 登壇者 3 人は多い
司会以外の登壇者を3名で実施したことがあるのですが、難しかったです。時間が30分なのも要因ではありますがどうしても話す分量が偏ってしまい、画面にはいるのにあまり喋っていない人になってしまいます。とてももったいないので現状だと基本的には2名で運用しています。
74. 視聴者を巻き込んだ動的なコンテンツを作りたい、質問が少ない
- 開催前に質問を聞いてみる
- YouTubeコメントに運営陣も積極的に書き込む
- Twitterで実況する
などをやってみたりしましたがまだまだ決定的な改善にはなっていません。今後も視聴者と相互にやり取りできる仕組みを作っていきたいです。
74. フリートークだと話の要点が掴みづらい
難しい塩梅ですね。フリートークだからこそのイイところやゆるい雰囲気があったりもするので、資料を作ってしっかりプレゼンをするコストとの兼ね合いですね。
話の要点がつかみやすいような、わかりやすいフリートークを目指したいものです。
75. リハーサルをすると本番に予定調和感が出てしまう
私の出した反省点です。予定調和感が出ないように本番でしかしない質問や話の流れをあえて作り、ライブ感を作れるように工夫しています。諸刃の剣ではありますが緊張感を楽しんでいます。
76. タイトルと話している内容が少しズレていたかもしれない、タイトルがわかりづらい、タイトルから魅力が伝わりづらいかも
タイトルを決める際にも注意が必要です。実際に話したい内容とタイトルがズレると、視聴者の期待値とのズレが生まれてしまいます。
事前に話す内容をざっくりとヒアリングしてからタイトルを決めるようにして気をつけています。
タイトルは視聴者が参加するかどうかを判断する1番の情報です。ここでワクワクするような魅力的なタイトルをつけなければ見てもらえません。
最近はタイトルだけを議論する打ち合わせをしたり、Slackでいくつも案を出して決めています。
77. 採用の話を登壇者がするの話しづらいかも
本編の中で登壇者に採用のプロモーションをしてもらったりしたのですが、これはこれで慣れていないと話しづらそうでした。採用関連の話とかは司会が話をするのがいいのかもしれません。
懇親会・アフタートーク編
78. 懇親会が身内感を出しすぎてしまった
Twitterでもありましたが身内感には気をつけたいですね。登壇者と知人の外部エンジニアの方が懇親会に来てくれた事もあって、そういう時にも他の視聴者を置き去りにしないような意識が大事ですね。
79. Zoom の接続が切れたりして懇親会にあまり参加できなかった
接続問題はオンライン開催では常につきまといます。事前にPCの再起動をしたり無線ではなく有線で接続するなどリスクを少しでも減らせるように注意しましょう。
80. 懇親会に参加しづらさそう
「懇親会」というタイトルで本編終了後にZoomでゆるく話す場を作っていた事がありました。しかし「懇親会」と言われると「何か話をしないといけないかもしれない」という印象を与えてしまいそうです。
懇親会の参加人数があまり多くなかったので、「アフタートーク」という名前で本編の続き的なニュアンスで参加しやすく改善してみました。
81. アフタートークのコンテンツ不足
アフタートークにリニューアルしてはみたものの、今度は内容が薄くなってしまいました。本編に詰め込んでしまいアフタートークを充実させられませんでした。
この反省が出てからは「答えられなかった質問」や「コメント」を読む、本編だと深すぎる内容とかを話すように改善しています。本編開催中にも少しアフタートークの事を頭の片隅に置いておくようにしています。
もちろんアフタートーク内でも質問を受け付けており、Zoomのチャットで質問をもらうことが多いです。
82. アフタートークの参加者が発言していいのか分かりづらかった
アフタートークは随時人が出入りするので、説明を聞いていない方もいらっしゃいます。何度も案内をしたりチャットに投稿したりすることで発言していい意図を伝えています。
これを書きながら思いついたのですが、スライドを1枚準備して映しておくなどするともっとやりやすいかもしれないですね。
83. アフタートークの参加者が少ない
アフタートークにもっと動員出来るように本編中に随時紹介するようにしています。「この話はアフタートークでしましょう」とか「たくさんコメントがきているのでアフタートークで読みましょう」などを言うようにしています。
もっと相互なやり取りが出来るように工夫していきたいです。
振り返ってみたら思っていたより自分の反省になった
今回 Advent Calendar向けの記事を書くために過去の反省点を集めて1つ1つにコメントしてみました。いかがでしたでしょうか?
すべての反省は見ているはずなのに忘れてしまっていたものや、改善出来ていないなーと感じるものなどがいくつもありました。今回あえて振り返る事で気持ちを新たにすることが出来た気がします。
今後も改善を重ねて良いコンテンツをお届けしていけるように頑張っていきます。
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明日のAdvent CalendarはてららさんがWebAuthnの記事を書いているようです。WebAuthnってなんだろう。一緒に勉強しましょう。皆様乞うご期待!