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Re:ゼロから始めるfreeeQA生活

あいさつ 🙇‍♀️

こんにちは!freee会計のQAをしているshiominです!
今回は freee QA Advent Calendar 2023 の17日目になります 😊 adventar.org

『Re:ゼロから始めるfreeeQA生活』というタイトルの通り、今回はfreeeQA生活の2周目に最近突入したのでその話をここでできればと思います。

freee QA生活2周目ってどういうこと?

私は過去、約3年半ほどに渡り業務委託としてfreeeで働いていました。
当初はまだQAとしての経験年数も浅い中でのjoinでしたが、freeeで働いていく中でQAという仕事の大変さ責任、それと同時にQAの楽しさを知り、自分の今後のキャリアラインをQAにしようと決めるきっかけにもなりました。
freeeでの1周目のQA生活は、大変なこともありましたが私のキャリアの中で1番成長を感じられとても充実したものでした。
以前の会社を退職後、再度ご縁もあり今度はfreeeの社員として舞い戻って、今回freeeのQAメンバーとして新たにfreeeQA生活2周目に突入することとなりました😄

(2周目の話をする前に...) freeeQA生活1周目の話

2周目の話を始める前に簡単にfreeeQA生活1周目の時の話をしようと思います。

freee1周目の時は、結構色々なプロダクトを渡り歩いていたのですが、大きくは以下の4つに関わっていました。
その内、3年半いた中で約2年半ほどはfreee福利厚生のQAを担当していました。次に課金基盤と金融関連を担当していた時間が長かったという感じです。

  1. freee会計
  2. 課金基盤
  3. 金融関連
  4. freee福利厚生

また、上記にあげているチームにいた時が私がQAとして成長できた / 挑戦できたと感じることができた分岐点になります。その中でも特に成長できた / 挑戦できたと感じたのはfreee福利厚生のQAをやっていた頃だったので、今回はその時のことを話そうと思います。

当時freee福利厚生の開発チームは立ち上がったばかりで、その立ち上がり当初からQAが参加することでアジャイル開発に沿ったアジャイルQAを導入していくぞ!!と少し実験感覚で参加しました。
この時、挑戦したことは以下になります。

  • 開発ボードへのQAの工程を組み込み
    • QAに必要なレーンと開発フローとのバランスを考えて提案資料を作り、立ち上がり当初に合意をとって実際の開発が始まる前にQAレーンを組み込んでもらうように動いた
      その後も、スクラムを回しながら改善が必要なタイミングでよりよくするための改善を加えていきました。
  • QA対象の開発チケットとハッピーの管理方法
    • QA関連のチケットも開発ボード内で管理していく方針になったので、JIRAのカードの色設定を使い直感的に開発のみのチケット、QA実施予定のチケット、バグチケットをボード上で判断できるようにしました
  • 一人でQAを効率よく回していくためのQAの仕組み作りと資料作成
    • テスト計画〜仕様把握〜分析〜設計をエンジニアも確認しやすいことを目指して作成(まだこの時標準化がなかったので自分で資料テンプレを用意)
    • ハッピー(不具合)の集計をする余裕がなかったので、JIRAのダッシュボードを使用してハッピーを自動集計形式にしました。
      このダッシュボードは他のQAチームにも横展開しました。
  • 開発チームとのコミュニケーション
    • スクラムイベントへの参加やQAも関係がある可能性のあるMTGや話にはなるべく積極的に入り発言も積極的に行うようにした
    • 雑談なども積極的に参加する(チームに溶け込むため)
  • QAだけではなく開発チーム全体の品質を上げるための取り組み
    • Backlogに積まれている開発チケットの整理を定期的に行う
    • あちこちにあるチーム内でよく使う資料を1箇所にまとめた資料の作成
    • 複雑だったプロダクトの業務フローの可視化

上記のことを取り組んでいった結果、個人的にはかなり理想系の状態で開発チーム内に『QAチームの人』ではなく『QA担当』として溶け込むことができ、またアジャイルQAとしても高い品質を保ちつつスピーディーなQAができたのではないかと思っています。
実際、freee2周目として帰ってきた際も当時のエンジニアの方がおかえりなさいランチを開いてくれました😊
懐かしさと同時に嬉しさと当時頑張ってよかったと思っています。

どうしてfreeeに戻ろうと思ったのか

「どうしてfreeeに戻ろうと思ったのか」という話をここで軽くしようと思います。
上記でも記載した通り、私はfreeeで働いていた時が一番自己の成長を強く感じ&常にQAという仕事にやりがいを持ち続けることができました。
また、freeeでは新しいことを挑戦しやすい環境だったため長くいても今自分ができることの限界をあまり感じず、自己成長に繋げやすい環境であったと思っていました。
当時ずっとfreeeでこのまま働き続けたいと思っていましたが、業務委託からすぐfreeeに転職することができないため、他の会社でQAスキルを伸ばしいずれ機会があればfreeeに戻れたらと思っていました。

そんな中今年の5月頃、ふと「今freeeのQAって採用どうなってるのかな」と思い転職サイトを覗いてみるとQAメンバーを積極的に採用しているではありませんか!!
その時、freeeを一度去る際に「戻ってきてもいいんだよ」という言葉をかけてもらえたことを思い出し、

  • 募集要項を満たせていたこと
  • まだfreeeにいた時の記憶がかなり残っていたこと
  • 自分のことを知っている人がまだfreeeに残っている可能性が高いこと
  • freeeに戻れる可能性があるなら戻りたいという気持ちがあったこと
  • QAとしてさらにスキルを高められる環境にいきたかったこと

この5つの点から「freeeに転職をするなら今しかない!!」と直感的に感じ、freeeの採用面接に挑戦し今回freeeに無事戻れることになったという形になります😄

freee転職活動中の個人的に面白かった小話

きっとこういう経験はもうないだろうなと思っていますが、
freee転職活動中面白いなと感じたのは、今まで面接の時ド緊張しながら「はじめまして」とスタートしていたのが、「お久しぶりです笑」からスタートしたことです。
(「はじめまして」だったとしても、互いに一度は名前を聞いたことがあるという感じで笑)

そしてQAマネージャーとの面接の際、「お互い知ってるし、自己紹介はいらないか笑」と自己紹介がSKIPになったのもとても新鮮でした。
通常の面接では最初にお互いのことを知るために行う自己紹介のパートがありますが、それがなくなった分、面接の本題の話がより多くできたのはメリットだったと思っています。自分が伝えたかったこともその面接でしっかり伝えることができました。
また採用面接ではあるので多少の緊張はあるものの、いつもよりリラックスした状態で面接に臨むことができました。
これらは出戻ったことによる大きなメリットだったと思っています。

2周目のメリットとギャップ

freee生活2周目に突入して感じたメリットとしては、
freeeの文化やfreee特有の用語、基本的なQAの仕組みなど業務委託の時に得た知識がある程度残っていたのでその部分のキャッチアップが不要だったことです。
キャッチアップする量が減った分、freeeを一度去ってから戻ってくるまでに始まった取り組み、freee会計QAチームのルールなどに絞ってキャッチアップできたので比較的早い段階で通常業務と合流することができました。

逆にfreee生活2周目に突入して感じた業務委託時代とのギャップは

  1. キャッチアップしないといけない知識がかなり多くなっていること
  2. QAメンバーが私がいた時の3倍以上(もう何倍かわからないけれど笑)に増えている
  3. 社員全員が自動テストの対応ができる状態であること
  4. アウトプットの標準化が進んでおり、実際の業務にスムーズに入りやすくなっていたこと

個人的にこの4つでした。
ただ、1, 3, 4は説明資料や解説動画がしっかり用意されていたのと、オンボーディング資料として一覧化していたのでキャッチアップすること自体はまったく問題ありませんでした。オンボーディング資料を整備してくれた方には本当に頭があがりません🙇‍♀️
メンバーが多い件に関しては、私は元々人の顔を覚えるのが少し苦手なのでまずは身近な人から少しずつ覚えていくようにしています。ここはまだ私の中では課題のままです😅笑
今後もいろんな人と少しずつコミュニケーションとりながら覚えていけたらと思っています。

今後挑戦していきたいこと

freeeではその人次第では自己成長に繋げやすい環境が整っているので、私はこの環境を生かしQAとしてのスキルを高めていきたいと思っています。

主にスキルとして高めていきたいと今思っているのは、

  • 自動テスト
  • 簿記などの会計知識

です。freeeはこれらを学べる環境が整っているので、これを機に伸ばしていきたいと思っています。

また以前freeeにいた時も開発スピードを落とさず、かつ高い品質を保ち続けるようなアジャイルQAを目指して試行錯誤していたので、今度はこれにスピード感をプラスしてよりマジ価値に繋がる品質の高いプロダクトを迅速に提供していけるような仕組み作りに挑戦していきたいと思っています。

freeeQA2周目の生活。今後も多くのことを学びながら楽しんでいこうと思います😄

今回は技術の話ではなく私の体験記でしたが、
最後まで読んでいただきありがとうございました‼︎

次回予告

明日は、freee人事労務のQAエンジニアのpatu-san が「開発者からQAに異動してみて」について記事を書いてくれます!!
お楽しみに‼️😄

では!良い品質を〜