freeeの開発情報ポータルサイト

freee Tech Night が今日で 5 周年を迎えました

この記事は freee Developers Advent Calendar 2023 の 14 日目の記事です.

freee でエンジニアをしているけむりだま (@_kemuridama) です. 普段は freee 会計の技術的負債の返済や実装の標準化を行っている会計基盤というチームで freee会計の TypeScript 化を進めています.

エンジニアとしての業務の傍ら freee で色々なことをやっていて, dev branding チームで技術広報的なことをしていたり, 社内イベントの運営をしたりしています. 昨年までは株主総会のオンライン配信を担当してたりしていました. その中でも今回は運営リーダーを務めている,「freee Tech Night」という freee 主催の技術イベントが 5 周年を迎えた話をしていこうと思います.

freee Tech Night とは

freee Tech Night はちょうど 5 年前の今日, 2018/12/14 に 1 回目の開催を行った freee 主催の技術イベントです. 「freee の技術を知ってもらってファンを増やす」というコンセプトで, freee の技術的な取り組みや苦労を世の中にシェアして役立てたい, 経験やノウハウの共有や交換のネットワークを広げたい, 「freee のエンジニアは凄い」ということを知ってもらう機会を増やしたいという思いから定期的に開催を続けています.

freee-tech-night.connpass.com

今までに開催した回数は 40 回, connpass のグループ登録人数 2,686 人, YouTube チャンネル登録者数 1,120 人, 出演した開発メンバーはのべ 100 人を超えています. また企業コラボも行っていて, 今までに SmartHR, マネーフォワード, カカクコム, Chatwork, Safie (敬称略) の開発メンバーにも freee のメンバーと一緒に出演していただいています.

freee Tech Night の歴史

はじまり

freee Tech Night は当時のエンジニアの採用担当が社内 SNS に「技術イベントやってみない?」という投稿をしたのがきっかけで始まりました. freee は to B サービスで当時はエンジニアからの知名度が他社に比べて低かったという課題感と, 「自社イベント開催してみたら楽しいんじゃない?」,「freee の技術を発信して, 社外のエンジニアと情報交換できたらお互いに成長ができるんじゃない?」という好奇心からイベントをやってみようという事になりました.

投稿をきっかけに集まった有志のメンバーで kickoff を行い,「freee Tech Night」というイベントタイトルを決めたり, どうやって運営を回すか, どういった形式でイベントを開催するかなどを考えたりしました.

最初の投稿から約 3 ヶ月, 5 年前のちょうど今日開催した初回の freee Tech Night はいわゆる一般的な技術イベントの形式で, 登壇者がスライドを元にセッションを行うというものでした.

オフライン時代の freee Tech Night の様子

スライドの作成やチェック, リハーサルなどの準備が必要だったので 1 回開催するあたりのコストが登壇者, 運営チーム共にかなり高かった記憶があります. 大体四半期に 1 回くらいのペースでオフライン限定で行っていました.

オンラインへの移行

新型コロナウィルス感染症の拡大防止のために freee も原則在宅勤務となりました. 参加者を会社に呼んでオフラインで freee Tech Night を開催するということもできなくなってしまったため, どうにかオンラインで続けられないか運営チームで検討を重ね, うまくいくかはわからないけど YouTube Live を使ってオンライン開催をしてみようということになりました.

運営メンバーに配信ツールや映像, 音響機材などに詳しかったり家にそういった機材がある逸般の誤家庭の人がいたので, そのメンバーの力を借りてオンライン配信を行いました. 以前のような真面目なセッション形式の技術イベントだと, どうしても視聴者が退屈してしまうかなと思い基本的にスライドを無くして司会者が登壇者にトークテーマを振っていくトーク番組のような形式に切り替えました. freee のメンバーはラフなコミュニケーションをしていることが多いので, 普段会話している様子を垣間見れると, 外から見たときに freee の開発メンバーはこういう雰囲気でコミュニケーションを取りながら開発してるんだ…みたいなことを体験してもらえるんじゃないかなと期待したりしていました.

また, スライドを作る必要がなくなったので登壇者の準備コストが下がり, 登壇ハードル自体を下げることができました. それによって運営チームの準備コストも下げれたので開催頻度を増やすことができ, 月に 1 回くらいのペースで freee Tech Night を開催していました.

オフライン時代にやっていたような懇親会ができないので, 本編の終了後に Zoom などを使って視聴者と登壇者を集めてオンライン懇親会を実施したりもしていましたが, なかなか人が集まらなかったり, 運営上のコストが高かったりと課題が出てきたので途中でやめてしまいました.

オンライン配信の様子

コロナがだいぶ落ち着いてオフィスへ出社ができるようになってからは, 社内の簡易スタジオから配信をしたりもしていました.

ハイブリッド開催

コロナが落ち着いて出社ができるようになってからは, オンライン時代に完成したトーク番組のようなイベントスタイルを継続していて, 公開収録のような形式でハイブリッド開催を行っています. 2022 年の 8 月に本社のオフィスが五反田から大崎に移転した際に, 配信用のスタジオと配信設備を付設している asobiba と呼ばれるイベントスペースができたので, これらを使ってイベントを行っています. (実は配信設備周りの設計に私も携わりました.)

ハイブリッド開催の様子

オンライン時代にはやりづらかった懇親会も, オフライン参加限定にはなりますが復活しました. 希望者がいる場合はオフィスツアーを行ったりもしています.

freee Tech Night の未来

これからも freee Tech Night は定期的に開催を続けていきます. 普通の技術イベントとはちょっと違ったゆるっとしたトーク番組のような形式で, freee の技術的な取り組みや苦労を世の中にシェアできればと思います.

運営チームは「全国ツアーをやるぞ」と半分冗談のように話しているのですが, freee には本社以外にも開発拠点があるので, 各拠点を回ってそれぞれにフォーカスしてイベントがやれればと思っています. 実は先月関西オフィスで freee Tech Night 初の出張開催をしたのですが, とても盛り上がって楽しいイベントになりました.

関西オフィスで開催した様子

また, いろんな開発メンバーがいてそれぞれがいろんな武器を持って freee のサービスの開発に携わっているので, 彼ら開発メンバーが持つ技術やその人柄などを freee Tech Night を通じて伝えられればと思っています.

おわりに

来週月曜日の 12/18 に「5年を振り返るまで帰れま10!」と題して freee Tech Night の 5 周年特別回を開催します🎉

freee-tech-night.connpass.com

CTO の横路とプロダクトデザイン本部長で常務執行役員の kambe がこの 5 年間の開発組織の歴史を振り返ります. 今回ももちろんハイブリッドで開催します. 大崎にある本社オフィスでの現地参加または YouTube Live によるオンライン参加ができるので, 都合が良い方は是非 connpass から参加登録して遊びに来てください.