こんにちは〜、freee販売エンジニアのErikaです。今回、関西Ruby会議08に行ってきたので、参加レポートです!
大阪Ruby会議には行ったことがあったんですが、今回はもう一つ大きな「関西」ということでワクワクしながら行ってきました!
今回は会場が先斗町歌舞練場という場所で、普段は舞踊の披露などに使われる格式高い会場です。 外観やロケーションだけでなく、内装も素晴らしく、思わず写真をたくさん撮ってしまいましたので写真多めでお送りします

印象的だったセッション
イベントで特に印象的だったのは、Koji Shimbaさんの個人開発についての発表でした。個人開発って「モチベーションの維持が大変そう…」というイメージが強かったのですが、10年間の経験から得た知見がとても勇気づけられるものでした。
Koji Shimbaさんが教えてくれたのは、「自分が欲しいものを作っても意外と使ってもらえる」という考え方です。誰もいらないんじゃないか、無駄になるかも、と悩むよりも、意外と使ってもらえるし、自分が便利に使えるからよし」という気楽さで始めるのが良いとのこと。たとえ利用者が自分だけでも、自分だけは使えるんだからそれでいいじゃないか、というスタンスは、すごく気が楽になりますね。
そして、この「続ける」ための秘訣として、「続けるために無理をしない」という言葉が心に響きました。
この話は、直前のプログラムにあった「Regional.rb and the Kyoto City」という関西の地域Rubyコミュニティのパネルディスカッションでも共通していて、地域Rubyコミュニティを長く続けていく秘訣として、「頑張りすぎない」という話が出ていました。
発表の中で共通していたこと思い出し、長く活動を続けていく上で、この「無理をしない」という視点は本当に大切だなと感じました。
また、発表で紹介されていた現在のクラス定義が、freee販売の設計と似ている部分が多いなと聞きながら驚きました。RecordクラスからRepositoryクラスでデータを取得し、Modelクラスとして構造体を取り回す部分などは基本的な考えはほとんど同じだなと思いました。
安全に大きなドメインを扱おうとすると自然とこのような構成に近づいていくものなのかもしれないですね。
発表者の「おすすめ本」が集まった本屋さん
今回は各発表者のおすすめ本を販売する「本屋さん」が会場に来ており、セッション中におすすめ本を紹介していました。
発表者自身が勧める本だと、その分野に興味が湧いた時のとっかかりとしてとても良いですよね。私も思わず「買いたい!」と思って見に行ったんですが、きっと、多くの参加者の方が同じ気持ちだったのでしょう。気づけばたくさんの本が売り切れてしまい、買おうとしていた本が目の前で売り切れてしまいました(笑)
もし次に同じような機会があれば、もっと早く本屋さんをチェックしたいと思います!
freeeのスポンサーブース&セッション
freeeのスポンサーブースは技術書典で出したfreee技術の本を主軸として、可愛いsweeeちゃんがお出迎えするブースでした!

freee技術の本は各部署のエンジニアが技術・設計や、カルチャーの話などをまとめている書籍です。 当日はPDF版で販売していて、購入を検討するために見本誌を読んでいただいている方がいらっしゃってとても嬉しかったです。
また、会場の外にのぼりも立ててもらい、各スポンサーののぼりがずらっと並ぶ、壮観な景色となりました!

そして弊社からはfreee請求書のkochanがセッションに参加!Rubyでオリジナルの軽量コンパイラを作ってくれました!
作ってくれた結果、ハイフンっぽい文字の組み合わせでhello, worldの出力が可能になったとのこと!
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どうしてこうなった!?とつっこみながらも楽しい発表でした!

さいごに
セッションは技術的な話もありつつも技術コミュニティの話など話題は多岐に渡りました。
自分が知らなかった技術の話を聞いたり、Rubyこんなところでも使われているんだな、というのを知ると、自分もセッションで聞いたのを参考にしながら新しいチャレンジをしてみたくなりました。
次回の関西Ruby会議は滋賀県で開催とのこと。次は琵琶湖を望みながら参加したいですね!
最後に京都の鴨川の景色で締めくくりとしたいと思います!

