こんにちは、エンジニアの野口(@joe_re)です。
freeeでは会計の法人向けの機能開発を主に担当しています。 この度Electronの入門書を執筆しましたのでご紹介させていただきます。
Electronを用いたアプリケーションでは、CafePitchというMarkdownで書けるプレゼンテーションツールを個人で作っています。まだまだ発展途上ですが、これからも開発していくつもりですので、もし興味がおありの方はお試しください :) (そしてフィードバックをいただけるととてもありがたいです!)
書いた本は「Electronではじめるアプリ開発 ~JavaScript/HTML/CSSでデスクトップアプリを作ろう」です。
Electronではじめるアプリ開発 ~JavaScript/HTML/CSSでデスクトップアプリを作ろう
- 作者: 野口将人,倉見洋輔
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2017/03/28
- メディア: 大型本
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本書は株式会社WACULの@Quramyさんと共著で書かせていただきました。
査読は@Linda_ppさん、@bokuweb17さん、弊社メンバーから和暦に情熱を燃やす男こと@_tohashiさんにお願いしました。
おかげさまで、本の精度を格段に高めることができました。ありがとうございました。
内容紹介
本書は「JavaScriptはある程度わかるけど、Electronでの開発には経験がない人」を対象にした、Electronの入門書です。
- JavaScriptの基礎があれば取りかかれる
- 手を動かして、実際にアプリケーションを作って学べる
- 1通りやれば、Electronのアプリケーションを作る上で必要なことが身につく
といったことを目標としています。
以下が目次です。
- 第1章 Electronとは何か
- 第2章 開発の流れを体験してみよう
- 第3章 チャットアプリケーションを作ろう
- 第4章 Markdownエディタを作ろう
- 第5章 キャプチャアプリケーションを作ろう
- 第6章 テストを書こう
- 第7章 アプリケーションの配布
- 第8章 安全なアプリを作るために
各章はチュートリアル形式になっていて、実際にアプリケーションを作っていく流れの中で、Electronを用いたデスクトップアプリケーション開発に必要な知識やテクニックを身につけられるようにしています。
アプリケーション開発では、3章、4章、5章の「チャットアプリケーション」「Markdownエディタ」「キャプチャアプリケーション」をメインの題材にしています。
加えて、SpectronというElectronのE2Eテストのフレームワークを用いたテストや、配布時のパッケージング、セキュリティ面で気をつけるべきことを盛り込んでいます。
入門向けの内容なので、本書1つあればElectron開発を極められるというものではありませんが、開発環境の構築を含むElectronのアプリ開発から配布までの流れの中で、基本的なことは1通りカバーしています。
Electronを用いたデスクトップアプリケーション開発に興味はあるけど、まだ手を出せていないという方の一助になれば幸いです。
本著は本日(3/28)発売になります。