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新卒3年目が1年半の育休を取った感想

この記事はfreee Developers Advent Calendar 2022の7日目の記事です。

育児休暇を取得したことを以前の記事で書いたfreee人事労務エンジニアのspawnです。

1年の予定だった育児休暇を保育園に入れず半年間延長しました。 都内だと定員割れしてる園もあるみたいですが、私の住む地方ではまだまだ保育園競争は苛烈でした。

来月1月に復職する予定なので、育休を振り返ってみようと思います。

お金の話🤑

育休を取得すると当たり前ですが、仕事を休むことになります。そこで心配なのはお金の話ではないでしょうか。

子供との時間はかけがえのないプライスレスなものですが、現実問題としてどれだけの収入減少で何が得られるのかを確認しました。

国税庁によると日本の平均年収は461万円だそうです。 分かりやすくするためにここでは年収400万円だとしましょう。賞与なしで考えると手取り年収は310万円なので、月収は約26万円です。

4万円で200時間(通勤・勤務10時間×20日) 子供と過ごす時間が得られる
働くことと育休の金銭的比較

もし1ヶ月育児休暇を取ると、半年までは額面の67%が雇用保険から給付金として受け取れるので、月に約22万円になり、差額は4万円になります。

1日に勤務・通勤時間合わせて10時間として、1ヶ月20日間だと200時間です。

乱暴な計算ですが、1ヶ月4万円払うと子供と過ごす時間が200時間増えると考えたら十分お得に感じました。

休業と言われると収入が不安になりますが(私もなりました)、改めて計算してみると十分に取得する価値があると思います。

悩んだこと🤔

新卒3年目(休業中にいつのまにか4年目ですね)だとバリバリ働いてどんどんスキルアップをしていくタイミングだと思います。

もともと仕事一筋!というタイプではないながらも、育休中に子供と公園で遊びながら もっと技術について勉強しなくて大丈夫だろうか?復帰後に仕事はこなせるだろうか?と不安になったことが何度もありました。 キャリアに影響が出れば、生活にも影響が出るし、家族への影響も...と、どんどん悩んで行きました。

しかし、そもそも自分の子供が生まれるというのは長い人生の中で何度もあるものではありません。

上記の本によると父親が生涯で子供と一緒に過ごす時間は約3年4ヶ月だそうです。

育休を取得することで、人生において仕事だけが全てでなく、子供と・家族と過ごす時間を大切にしようと改めて考えるきっかけになりました。

良かったこと💪

初めてのことを夫婦2人で乗り越えられた。というのが最大の収穫だと思っています。

泣いている子供を相手に「眠いのかな?お腹が空いたのかな?」「いや、うんちを気張って泣いてるのかも」と2人同じ目線で相談して育児ができることはすごく安心します。

毛布を抱きしめながら眠る娘を見て2人で「かわいい〜〜〜」と価値を共有できるのはかけがえのない思い出です。

家の中でくつろぐ娘
家の中でくつろぐ娘

また、同じように子供を持つ同僚のパワフルさを実感しました。同じ目線に立って見ると仕事も育児も全方向で頑張っていて本当に尊敬します。

おわりに

育休を取得したことで、普段の開発の仕事で得られるもの以上の観点を得られました。

引き継ぎをしていただいたチームメンバー、快く延長を受け入れてくれたマネージャーにはとても感謝しています。

この記事が、今育休を取得するか悩んでいる方の少しでもお役に立てれば幸いです。

Enjoy your baby's growing!