こんにちは。freee株式会社で CISO 兼 CIO をやっている土佐です。
御大層な肩書きですが、情けないことに勤怠打刻が苦手です。
やらなきゃと分かっていても、ズルズル先延ばしにして、いざ登録しようとすると、何時で登録したらいいか分からず、あれこれ時間を調べてなんとか登録すると言うような有様です。
しかし、当社提供かつ当社利用の人事労務freeeには打刻APIが備わっています。
すでにこのAPIを使って弊社社員は声で打刻 したり、VRで打刻 したりしているわけですが、私は ボタンで打刻 を実現することで、この怠惰な勤怠打刻生活に終止符を打とうと考えました。
ボタンで勤怠打刻
ボタンには、 AWS IoT エンタープライズボタン を使います。比較的安価で購入できて、手軽な設定で AWS Lamda と接続することができます。
出来上がりの仕様はいたってシンプルです。 ボタンをワンクリックで出勤打刻、ダブルクリックで退勤打刻 というだけです。打刻がうまく行ったかどうかのフィードバックは欲しいので、Workplace Chat(弊社で利用している社内SNS の Workplace のチャット機能)に、通知を送ります。
我ながら最高のUX
このボタンで勤怠打刻するようになってから2ヶ月ほど経ちますが。我ながら最高のUXだなと思っています。
出社する、もしくは退社のための片付けをする、という過程で必ず机の上に置いてあるボタンが目に入り、そのボタンをクリックすれば打刻すれば、勤怠打刻完了なわけです。
そうだったんだ、これだったんだ。と、社会人生活始まってから 15年以上苦手意識を持っていた勤怠報告をようやく乗り越えることができた気分で最高です。
実装方法の社内ハンズオンを開催
ところで、仮にもエンジニア。こんな簡単な実装をやり遂げただけで自己満足しているようでは、 freeeのエンジニアの名折れです。
そこで、エンジニア以外にもボタン打刻できるようにと、ハンズオン会をやるとしたら参加を希望するかと社内SNSで問いかけてみたところ、思いの外大きなリアクションがありました
これを受けて、ハンズオン会を実際に開催し、多くの社員が集まってくれました。
ハンズオン資料を「あえて公開」
そして!このボタン打刻のUXを 人事労務freeeのユーザの皆さんにも体験してもらいたいと考え、社内ハンズオン資料を公開したいと思います。
打刻結果の通知が Workplace Chat になっていて、必ずしも一般的ではないと思うので、Slackなど適宜ご利用のchatツールに置き換えてご利用いただければと思います。その他、社内資料をほとんどそのまま一般公開する形になっており、色々配慮不足な点があるかもしれませんが御了承ください。
こういったことを色々懸念して動けなくなるくらいであれば、「あえて共有する」のが freee の価値基準に定められてるところであります。その精神に則り、「あえて公開」してみようと思います。よろしければご参照ください。
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