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エンジニア向け社内勉強会「真剣.js」を開催しました

こんにちは。freee でフロントエンドエンジニアをやっている id:ymrl です。先日、エンジニアによるエンジニアのための社内勉強会「真剣.js」が開催されたので、その様子をご紹介します。

真剣.js とは

jsと名前についていますがJavaScriptとはあんまり関係がなく、「話を真剣に聞く」ための有志によるfreee社内のLT大会です。freeeでは何故か名前に .js のつく JavaScript に関係のないイベントがいくつかあります。元々は給料日に寿司を食べに行くのを「寿司.js」と呼びだしたのがきっかけだったとか。

今回の真剣.jsは業務が一段落してくる19時から社内のカフェスペースで開催されました。今回の発表者は全員がエンジニアでしたが、聴衆にはなかにはエンジニアではない社員の姿もちらほらとありました。

「祝日と休日」 id:ymrl

給与計算 freeeのような、祝日や休日の情報を保持する必要のあるシステムを開発するときに、それらをどう管理するべきなのかという悩みを発表しました。

祝日と休日 // Speaker Deck

「2017年代の進捗どうですか」 id:joe-re

「PivotalのWorkspaceの画像を毎朝Slackに貼ることで進捗を共有しよう、せっかくならAWS LambdaでServerlessな感じでやろう」と思ったものの、結局EC2インスタンスを立てました、という発表でした。

2017年代の進捗どうですか/sintyoku_doudesuka_in_the_2017 // Speaker Deck

今回はLambdaを諦めてEC2を使用しましたが、実際のfreeeのサービスではいくつかの場所ではLambdaも使用しています。

「取引ネットワーク分析の現場から」 @teppei_tosa

先日リリースされた取引ネットワーク推測機能を作る上で、どんなグラフ分析処理をしたのかという内容を、実際にApache Spark GraphXのコードをデモしながら発表しました。

この機能、実は「巨匠システム」で開発されたもので、これはエンジニアの投票で選ばれた「巨匠」が1ヶ月間で「サービスや会社に『非連続な成長』をもたらす施策」に自由に取り組めるという制度です。

巨匠システムについては以下の記事もごらんください。

「悔いる」 @kakkunpakkun

freeeではベテランになってしまったエンジニアによる、あの日作ってしまった不要なモジュール、クラス、テーブルたちを悔いながら消していく(Pull Requestを出していく)発表でした。

「ものすごくおそくてありえないほど遅い」「この一年での銀行の動き」 @rosylilly

フリーランスエンジニアとしてfreeeのISU(いい感じにスピードアップ)活動に参加している @rosylilly さんにも発表していただきました。Go言語でも処理内容や書き方によっては遅くなってしまうという内容の発表です。

真剣.js / shinken-js // Speaker Deck

「AWSを使った駐輪場シャッターHACKプロジェクト」id:teitei_tk

最近入社3ケ月を迎えた id:teitei_tk による発表も用意されていたのですが、残念ながら当日は出席できなかったので資料だけご紹介します。

AWS parking lot shutter hack project // Speaker Deck

freeeではビルの1階の車庫のようなスペースを自転車置き場として借りていて、しかし道路に面した出入り口のシャッターが内側からしか開けられなかったなかったため、「Slackでbotに命令すると操作盤に貼り付けられたサーボモーターでボタンを押して開けてくれる」というもの作ってを設置していました。しかし利用していたDBaaSの問題で現在は使えなくなっています(詳しくは@anzaitetsuによる記事をごらんください)。現在、これをAWSに移して構築をしようとしています。

おわりに

今回の真剣.jsは企画立案から会場の準備、当日の司会進行まで、ほぼすべてを @futoase ひとりがまかなって開催されました。freeeには業務内外含めさまざまなイベントがありますが、今回のように社員が自主的に集まって開催ということもしばしばあります。freeeの一員として楽しく働けるよう、社内でさまざまなイベントが企画されています。

freeeのエンジニアの話を聞いてみたい方、開発も社内イベント企画もやるぞという方、ぜひ人材募集ページからご応募ください